痩せたと思ったら癌だった、という話は本当ですか?
癌の症状として体重減少が現れることはあります。他の不調もあれば、早めに医師へ相談しましょう。
「痩せたと思ったら癌だった」という話は、残念ながら実際にあり得ることです。
癌細胞は増殖するために多くの栄養を必要とし、体の正常な細胞から栄養を奪ってしまうことがあります。
また、癌の種類によっては、食欲不振を引き起こしたり、消化吸収を妨げたり、あるいは体内で炎症反応が持続することでエネルギー消費が増大したりして、結果として体重減少が起こることがあります。
特に、原因不明の体重減少が続く場合や、食欲不振、倦怠感、貧血などの他の症状も伴う場合は、癌の可能性も考慮して医療機関を受診し、詳しい検査を受けることが推奨されます。
ただし、痩せたからといって必ずしも癌であるわけではなく、他の様々な原因も考えられますので、まずは医師に相談することが大切です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
Christopher J Wong.“Involuntary weight loss”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24758965/,(参照 2025-07-02).
Heidi L Gaddey et al.“Unintentional weight loss in older adults”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24784334/,(参照 2025-07-02).
Shabbir M H Alibhai et al.“An approach to the management of unintentional weight loss in elderly people”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15767612/,(参照 2025-07-02).
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