チフスにはワクチンがありますか？

はい、チフスにはワクチンがあります。リスクの高い地域に渡航する場合には接種が推奨されます。いくつかの種類があり、弱毒生ワクチン、多糖体ワクチン、結合型ワクチンが世界的には実用化されています。日本では多糖体ワクチンが推奨されています。

一方、チフスのもう一つの原因であるパラチフスにはワクチンが存在していないため、東南アジアなどリスクの高い地域へ渡航する際、水や食べ物の摂取に注意が必要である点に変わりはありません。日本ではチフスのほとんどは海外渡航者によるものであり、ワクチンの定期摂取にはなっていません。海外渡航時の摂取や副反応、取り扱いについては医療機関にご相談ください。