フグ毒の原因は何がありますか?
フグ毒の原因は、フグに含まれるテトロドトキシンという神経に作用する毒です。
フグ毒の原因は、フグに含まれるテトロドトキシンという毒です。テトロドトキシンはフグ自身が作るのではなく、海中の細菌が作り、それを食べた生物を通してフグの体内にたまると考えられています。特に肝臓・卵巣・腸・皮膚などに多く含まれます。この毒は熱に強く、加熱や調理でも壊れません。
そのため、素人が調理したフグを食べると中毒を起こす危険があります。ヒトの致死量はわずか数mgと非常に少なく、食べる部位を誤ると命に関わります。毒の主な作用は神経のナトリウムチャネルを遮断することで、麻痺を引き起こします。
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京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
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