甲状腺悪性リンパ腫
甲状腺悪性リンパ腫は、初期に首のしこりが見られます。進行すると呼吸・嚥下困難や発熱などの全身症状を呈し、全身性腫瘍のため薬物・放射線治療が優先されます。橋本病との関連も指摘されており、進行速度は病型により異なります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
病気について
腫瘍が大きくなり気管や食道を圧迫し、呼吸障害や嚥下障害(食べ物や飲み物をうまく飲み込めない状態)をきたし、さらにがんが転移する可能性があります。
橋本病(慢性甲状腺炎)は甲状腺悪性リンパ腫の発症に関係しているため、橋本病の経過中に急速に甲状腺が腫れた場合は悪性リンパ腫を疑うことが必要です。
甲状腺悪性リンパ腫の進行速度は一様ではなく、比較的ゆっくり進むものから急速に進行するものまでさまざまです。
甲状腺悪性リンパ腫の病型や患者さんの状態によって異なりますが、進行していない病状で適切な治療を行えば予後はよいと考えられます。
治療について
甲状腺悪性リンパ腫のステージIでは、化学療法と放射線療法が併用されます。
甲状腺悪性リンパ腫のステージIIでは、化学療法と放射線療法を行います。
甲状腺悪性リンパ腫のステージIIIでは、全身化学療法が基本です。必要に応じて放射線療法を追加し、難治例では造血幹細胞移植が検討されることがあります。
腫瘍の大きさが1cm以上の場合に特別な対応はなく、大きさに関わらず速やかに組織検査を行い、全身状態を評価して治療方針を決定することが重要です。
甲状腺悪性リンパ腫のステージIVでは、全身化学療法が基本です。必要に応じて放射線療法を追加し、再発例では初回治療と異なる化学療法が検討されます。
甲状腺悪性リンパ腫は、「甲状腺の中にあるかたまり」ではなく、リンパ腫という全身性の血液腫瘍だからです。
検査について
診断について
症状について
(参考文献)
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