水銀中毒

水銀が体内に蓄積し、脳や神経に深刻な障害を引き起こす病気です。日本では水俣病が知られています。

水銀に汚染された魚介類の摂取が主な原因です。その他、水銀蒸気の吸引なども原因となります。

自己流のデトックスは危険です。必ず医療機関を受診してください。

はい。しかし通常の食生活では問題ありません。毎日大量に食べ続けるなど、極端に偏った場合にリスクが高まります。

赤ちゃんにも影響する可能性がありますが、魚は重要な栄養源なので、特定の魚の食べ過ぎは避け、バランスよく食べましょう。

イライラや不安感、うつ状態などの精神症状を引き起こす可能性が報告されています。

大量の水銀に曝露されたり、中毒が重症化したりした場合、けいれんや意識障害などを経て死に至ることがあります。

症状は、水銀の種類や体内に入った量によってさまざまです。

どの種類の水銀を、どの程度体に取り込んでしまったかによって症状は異なります。

解説欄をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

発疹、手足や顔の発赤など、さまざまな皮膚症状がみられることがあります。

まず水銀への暴露を断ちます。その後「キレート剤」という薬を用いて、体内に溜まった水銀の体外への排出を促します。

水銀を多く含む魚介類を避けるなど、新たな水銀摂取を断つことが最も重要です。後遺症があれば転倒などに注意します。

まずは、かかりつけ医や総合内科に相談しましょう。必要に応じて、中毒の専門医や神経内科などを紹介してもらえます。

原因不明の手足のしびれや視野の異常といった神経症状が出た時が目安です。水銀への暴露の心当たりがある場合はより注意が必要です。