斜頸
斜頸とは、首の筋肉や神経の異常により頭が一方に傾き、あごが反対側を向く姿勢が続く病気です。首の痛みや肩こり、乳児では向き癖や顔の左右差が見られます。首の傾きが続く、痛みや日常生活への支障がある場合は整形外科や小児科を受診しましょう。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
病気について
頭が一方に傾き、あごが反対へ向く姿勢が続く状態です。
斜頸の原因は多岐にわたり、先天性、後天性、神経性、筋性など様々です。
ストレスは痙性斜頚の症状を悪化させる要因となり得ますが、直接の原因ではありません。
向き癖が斜頚の症状であることもありますが、向き癖が原因で斜頚になることもあります。
はい、大人になってから発症する斜頚もあり、主に痙性斜頚や他の疾患が原因です。
乳児では顔面非対称や頭蓋変形、成人では痛みや機能障害、精神的負担が生じる可能性があります。
生後まもなく首の傾きや向き癖が見られ、首の筋肉にしこりが触れることがあります。
先天性筋性斜頚、痙性斜頚、眼性斜頚、骨性斜頚など、原因により多様な種類があります。
症状について
頭部の傾きと回旋が主な症状で、首の痛み、肩こり、頭痛などを伴うことがあります。
斜頚の可能性もありますが、他の原因も考えられるため、小児科や整形外科の受診をお勧めします。
はい、先天性筋性斜頚では、首の筋肉(胸鎖乳突筋)にしこりができることがあります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
乳児では首の傾きや向き癖、成人では首の違和感や軽い傾きが初期症状となることがあります。
治療について
原因に応じ、理学療法、薬物療法、ボトックス注射、手術などが選択されます。
無理な姿勢を避け、適度な運動やストレッチ、ストレス管理が重要です。
ボトックス治療は、痙性斜頚の過剰に収縮した筋肉に注射し、緊張を和らげる治療法です。
鍼治療は、一部の斜頚で症状緩和に役立つ可能性がありますが、根本治療ではありません。
手術の種類や個人の状態によりますが、後遺症のリスクはゼロではありません。
主に理学療法(ストレッチやポジショニング)が行われ、多くは自然治癒または改善します。
はい、他の治療で改善しない場合や重症例では手術が検討されます。
他の治療で改善しない重症例や、顔面非対称が進行する場合などに手術が検討されます。
原因によりますが、先天性筋性斜頚や一部の痙性斜頚には効果が期待できます。
受診について
手続きや支援について
薬について
(参考文献)
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