斜頸のボトックス治療について教えてください。
ボトックス治療は、痙性斜頚の過剰に収縮した筋肉に注射し、緊張を和らげる治療法です。
ボトックス治療(ボツリヌス毒素療法)は、主に成人の痙性斜頚に対して行われる治療法です。ボツリヌス毒素は、神経から筋肉への信号伝達を一時的にブロックすることで、筋肉の過剰な収縮を抑える作用があります。治療では、首の傾きや回旋に関与している過緊張状態の筋肉(胸鎖乳突筋、僧帽筋など)に、医師が直接ボツリヌス毒素を注射します。
効果は通常、注射後数日から2週間程度で現れ始め、3~4ヶ月程度持続します。効果が切れると症状が再発するため、定期的な注射が必要となります。副作用としては、注射部位の痛みや腫れ、一時的な嚥下障害(飲み込みにくさ)、首の筋力低下などが挙げられますが、通常は一時的なものです。
斜頸について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
Sandra L Kaplan et al.“Physical Therapy Management of Congenital Muscular Torticollis: A 2018 Evidence-Based Clinical Practice Guideline From the APTA Academy of Pediatric Physical Therapy”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30277962/,(参照 2025-11-11).
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J C Cheng et al.“Sternocleidomastoid pseudotumor and congenital muscular torticollis in infants: a prospective study of 510 cases”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10356139/,(参照 2025-11-11).
Clemens Jacksch et al.“Long-term efficacy with deep brain stimulation of the globus pallidus internus in cervical dystonia: a retrospective monocentric study”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36184607/,(参照 2025-11-11).
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まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
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