外陰癌
「外陰がん」とは、外陰部に発生する悪性腫瘍で、HPV感染や慢性皮膚疾患などが原因となる病気です。しつこいかゆみ、皮膚の変化、しこり、ただれなどの症状がみられます。症状が続く場合は早めに婦人科を受診しましょう。
松本レディースIVFクリニック/成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
病気について
ステージⅠでは70~90%程度の5年生存率が期待できます。一方、病変の進行とともに5年生存率は低下してステージⅣでは20%前後に低下します。
加齢、ウイルス感染(HPV)、慢性的な皮膚の炎症・病気などが主なリスク因子とされています。
外陰癌のステージによっても異なります。初期のステージⅠでは70~90%程度の5年生存率が期待できます。
外陰癌の好発年齢は60~70歳代とされています。
30歳代で外陰癌になることは極めてまれでしょう。
画像や見た目でもある程度わかりますが、正確な診断には組織の採取が必要です。
症状について
一般的には前がん病変を経て、ゆっくり発症することが多いとされています。
最初は、かゆみや皮膚の色の変化を認めることが多いですが、徐々に痛みが強くなり、出血や膿がみられるようになります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
初期症状のひとつとしてかゆみを感じることもあります。
外陰癌の見た目はさまざまですが、赤くただれたり、白斑を認めたりします。
外陰癌は粉瘤や良性のしこりとは、治療法や予後などが大きく異なります。
受診について
治療について
(参考文献)
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