ゲフィチニブ(イレッサⓇ)では、どのような副作用がみられますか?

このお薬の主な副作用は、発疹、下痢等で、重い副作用として急性肺障害、間質性肺炎等があります。

解説

ゲフィチニブ(イレッサⓇ)の主な副作用は、発疹下痢などです。重い副作用として、急性肺障害、間質性肺炎や激しい下痢等があります。

重大な副作用

  • 急性肺障害、間質性肺炎(1~10%未満):発熱息苦しいなどの症状がみられます。
  • 重度の下痢(1%未満):激しい腹痛、水様便、吐き気などの症状がみられます。
  • 脱水(1%未満):意識が低下する、手指のふるえ、体がだるいなどの症状がみられます。
  • 中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、多形紅斑(1%未満):関節の痛み、発熱、皮膚の赤みやただれ、水ぶくれなどの症状がみられます。
  • 肝炎(頻度不明)、肝機能障害(10%以上)、黄疸(頻度不明)、肝不全(頻度不明):体がだるい、白目や皮膚が黄色くなる、吐き気・嘔吐などの症状がみられます。
  • 血尿(1%未満)、出血性膀胱炎(1%未満):尿に血が混じる、発熱、腹痛などの症状がみられます。
  • 急性膵炎(頻度不明):発熱、吐き気・嘔吐、激しい腹痛や腰痛背中の痛みなどの症状がみられます。
  • 消化管穿孔(頻度不明)、消化管潰瘍(1%未満)、消化管出血(1%未満):吐き気・嘔吐、激しい腹痛などの症状がみられます。

その他報告されている副作用(頻度:10%以上のもの)

  • 発疹、そう痒症、皮膚乾燥、皮膚亀裂、ざ瘡等の皮膚症状
  • 下痢
  • 肝機能障害(AST上昇、ALT上昇等)

公開日

最終更新日

無所属 薬剤師

齊藤 由佳 監修

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