咳喘息の可能性とパルミコート吸入について教えてください。
0代・男性のご相談
お子様の咳について心配されていることと思います。夜に咳が続くと不安になりますよね。「本当に咳喘息なのか」と気になるお気持ち、よくわかります。現在、喘息の治療を続けている中で咳が続いているとのことですので、一緒に原因を考えていきましょう。
咳喘息についてですが、これは咳が長引く病気で、気管支喘息と似た仕組みで起こります。ただし、気管支喘息のような「ゼーゼー」や「ヒューヒュー」といった音がしないのが特徴です。今のところ、咳喘息と確定していないようですが、症状や経過、診察、必要に応じて検査結果を総合的に見て判断することが大切です。
次のステップ
1. 喘息のコントロール状況を確認する
まず、現在の喘息の状態がどうかを確認しましょう。パルミコートの吸入を続けているとのことですが、薬の使い方や効果、副作用について、主治医の先生としっかり話し合ってください。
2. 咳の原因を探る
喘息がうまくコントロールされているのに咳が続く場合、ほかの原因も考えられます。例えば、副鼻腔気管支症候群やアトピー咳嗽、胃食道逆流症、感染後の咳などです。これらについても主治医の先生に相談し、必要なら追加の検査を考えてみましょう。
3. 生活環境を見直す
ハウスダストやダニ、カビ、ペットの毛、タバコの煙など、咳を引き起こすものを避けるようにしましょう。寝室の湿度を適切に保つことも大切です。加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして乾燥を防ぎましょう。
4. 他の治療法を考える
咳喘息の治療には、吸入薬以外にも内服薬が使われることがあります。今の治療で効果が不十分な場合は、主治医の先生に相談して、ほかの治療法を検討してみてください。
まとめ
お子様の夜間の咳の原因を特定し、適切な治療を受けるためには、医療機関での診察が大切です。咳喘息の可能性もありますが、ほかの病気の可能性もあるため、自己判断せずに医師の診断を仰ぎましょう。お子様が早く元気になりますように、お大事になさってください。
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