唇の腫れの原因と根本治療について知りたいです。
50代・男性のご相談
最近、唇が腫れる症状に悩まされています。今年の夏頃から、約10日に1回のペースで唇が腫れ、腫れ具合はさまざまで、症状は半日から2日で治まります。
特に持病はありませんが、皮膚科を受診したところ、蕁麻疹の一種ではないかとの説明を受けました。トラネキサム酸が処方され、対処療法として納得していますが、根本的な原因を知りたいと考えています。
今回のような症状は初めてであり、原因を突き止めることができればと思っています。また、根本治療が可能かどうかについても知りたいです。どのように対処すればよいのか、アドバイスをいただけると助かります。
唇の腫れが何度も起こると、とても不安になりますよね。心配な気持ち、よくわかります。一緒に原因を探っていきましょう。
皮膚科で蕁麻疹の一種と診断され、トラネキサム酸が処方されたとのことですね。この薬は症状を和らげるのに役立ちますが、根本的な治療ではありません。
根本的な治療を目指すには、まず原因を見つけることが大切です。蕁麻疹の原因は多岐にわたるため、特定が難しいこともありますが、以下のようなものが考えられます。
- 食物アレルギー: 特定の食べ物を食べた後に症状が出ることがあります。思い当たる食べ物があれば、しばらく控えて様子を見てみましょう。
- 薬物アレルギー: 服用中の薬が原因かもしれません。現在飲んでいる薬やサプリメントについて、医師に相談してみてください。
- 物理的刺激: 温度の変化や摩擦、圧迫などが原因で蕁麻疹が出ることもあります。思い当たることがないか、振り返ってみてください。
- 血管性浮腫: 繰り返し症状が出る場合、血管性浮腫の可能性もあります。これはまぶたや唇などが腫れる病気で、家族に同じ症状の方がいる場合は、遺伝性の可能性も考えられます。
- 感染症: 細菌やウイルスが原因となることもあります。
- ストレス: ストレスが引き金になることもあります。
- その他: 虫刺されや特定の物質への接触も原因となることがあります。
今後の対策
1. 原因の特定
- 食事日記: 食べたものと症状を記録して、食物アレルギーの可能性を探りましょう。
- 生活日記: どんな状況で症状が出たかを記録して、原因の手がかりを見つけましょう。
- アレルギー検査: 血液検査などでアレルギーの原因を特定できます。医師に相談してみてください。
2. 再受診
現在の治療で症状が改善しない場合は、再度皮膚科を受診し、専門医に相談することをおすすめします。必要に応じて、他の診療科への紹介も考えられます。
まとめ
唇の腫れは蕁麻疹の一種と考えられますが、根本的な治療には原因の特定が重要です。食事日記や生活日記をつけ、アレルギー検査も検討してみましょう。
症状が改善しない場合は、再度皮膚科を受診し、専門医に相談することをおすすめします。あなたの不安が少しでも和らぐように、しっかりサポートしていきますね。
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