片頭痛と診断されたが、1ヶ月続く激しい頭痛の対処法を教えてください。
匿名さんの相談
30代 / 男性
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この相談に回答した医師
ユビー医師チーム
ご家族の1ヶ月も続く頭痛について、ご心配のことと思います。このような長期間にわたる激しい頭痛は、日常生活に大きな支障をきたしますね。
まず、脳神経外科で異常なしと診断されたことは一安心ですが、それでも続く痛みは本当におつらいですよね。
内科で「片頭痛」と診断されたとのことですが、症状の特徴から考えると、通常の片頭痛とは少し異なる点があります。
【症状の特徴としておさえておきたい点】
- 1日に3回ほど波のように襲ってくる激しい頭痛(レベル7〜8)
- 各発作が約1時間続く
- その間にも常にレベル3〜5の頭痛が続いている
- 1ヶ月間一度も痛みが消えない
- 激しい頭痛で意識を失うように眠ってしまうことがある
これらの症状は、単純な片頭痛だけでは説明しづらい部分があります。片頭痛の発作は通常4〜72時間続きますが、その間に完全に痛みがなくなる時期があるのが一般的です。
【片頭痛以外に考えられる頭痛の種類】
群発頭痛
約1-2カ月間、毎日同じくらいの時間帯に数分-数時間、激しい頭痛が起きます。特徴としては、どちらかの目がえぐられるような痛みで、痛みのある同側の目から涙が出たり、鼻水が出たりします。痛みはかなり強く、夜も眠れないほどの痛みになることがあります。
緊張型頭痛
肩こりなどが原因となります。生活を障害するほど痛みは強くありませんが、毎日なんとなく重だるい頭痛がおきうります。
スマホやパソコンをよく使う現代人では、よく起きる頭痛の一種です。他の頭痛と併発することがあります。
【対応についてのアドバイス】
以下にいくつか、考えうる対応を記載いたします。
頭痛専門医への相談
一般の脳神経クリニックでも頭痛の診療は行いますが、原因がわかりづらい場合やなかなか治りづらい場合などは、頭痛を専門とする医師の診察が有効なことがあります。
日本頭痛学会認定の頭痛専門医を探してみるのも一案です。「認定頭痛専門医一覧」で、お住まいのお近くの医師を検索可能です。
頭痛日記をつける
頭痛の起こる時間帯、持続時間、痛みの強さ、前兆の有無、服薬とその効果などを記録しておくと、医師の診断に役立ちます。スマホアプリなどでも記録できます。
生活習慣の改善
睡眠不足、ストレス、疲労、飲酒、喫煙などは頭痛の誘発因子となることがあります。規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠時間を確保し、ストレスを軽減するようにしましょう。
また、頭痛が起こった際は、静かな暗所で安静にして、頭痛の部位を冷やすと症状が和らぐことがあります。
トリガーの特定
頭痛の引き金となる要素(睡眠不足、特定の食べ物、ストレス、天候の変化など)があれば記録し、可能な限り避けるようにしましょう。
このような長期間続く頭痛は、適切な診断と治療が非常に重要です。現在の治療で改善がみられない場合は、ぜひ頭痛専門医への相談を検討してください。ご家族の一日も早い回復をお祈りしています。
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