梨状筋症候群の可能性と坐骨神経痛の治療法について教えてください。
20代・男性のご相談
10年近く、坐骨神経痛の症状に悩まされています。左臀部の違和感から始まり、その後、両脚に痛みとしびれが広がりました。この状態が長期間続いており、仕事にも支障をきたしています。痛みが強いときには、疲労感も増してしまいます。
現在、ペインクリニックに通院しており、疼痛の治療薬を処方されています。また、週に2回のリハビリを1年間続けていますが、痛みは依然として強く残っています。MRI検査では手術の適応ではなく、硬膜外ブロック注射も効果がありませんでした。
梨状筋症候群の可能性について医師に確認したいと考えています。日常生活で痛みを軽減するために、何が原因でどのような治療が効果的なのかを知りたいです。アドバイスをいただけると助かります。
長い間、坐骨神経痛でお悩みとのこと、本当に大変ですね。お仕事にも影響が出ていると伺い、心からお察しします。ペインクリニックでの治療やリハビリを続けているのに、痛みが和らがないのはつらいことと思います。
MRI検査では手術の必要はないとのことですが、ほかにも原因があるかもしれません。例えば、以下のようなことが考えられます。
【考えられる原因】
- 椎間板ヘルニア:背骨の間のクッションが飛び出して神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こすことがあります。
- 腰部脊柱管狭窄症:神経が通る道が狭くなり、痛みやしびれが生じることがあります。
- 腫瘍:神経を圧迫する腫瘍が原因で痛みが出ることもあります。
【次にできること】
1. 整形外科の受診
専門の先生に相談して、詳しい検査を受けてみるのもひとつの方法です。今の治療が効かない場合は、他の治療法を試すことも考えられます。
2. セカンドオピニオン
今の治療に不安があるなら、別の医師の意見を聞いてみるのもよいかもしれません。
3. 自宅でのケア
ストレッチや温めることなど、自宅でできるケアも続けてみてください。痛みが強いときは、無理をせず休むことも大切です。
【まとめ】
坐骨神経痛の原因はさまざまです。長い間症状が続いているので、他の原因も考えて、整形外科で詳しい検査を受けることをおすすめします。お近くの整形外科を探して、ぜひ一度相談してみてくださいね。どうぞお大事になさってください。
公開日:
相談日:
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ