橈骨遠位端骨折後の手首の痛みと神経痛について教えてください。
50代・男性のご相談
最近、左手首が痛むため病院を受診しました。診断の結果、橈骨遠位端骨折とされ、レントゲンで僅かな線が確認されましたが、転移はないとのことです。現在、ギプスを装着しており、治療を続けています。
しかし、2週間が経過した今も、左手首から小指にかけて熱っぽさや、ジンジン、ザワザワといった神経痛のような症状を感じています。この状態が自然に治るものなのか、それとも何か対処が必要なのか不安です。
今回お世話になっている病院はスタッフが少なく、質問がしづらい状況です。そこで、こちらでもご意見をいただければと思い相談させていただきました。今後の見立てや、どのように対処すれば良いのか、アドバイスをいただけると助かります。どうかよろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。左手首の骨折後の痛みやしびれについて、心配されていることと思います。
【熱感やしびれについて】
骨折から2週間ほど経って、手首から小指にかけて熱っぽさやしびれを感じることがあります。これは、骨折による内出血や腫れ、炎症が原因かもしれません。また、ギプスが血流を妨げたり、神経を圧迫したりしている可能性も考えられます。軽い症状であれば、時間とともに和らぐことが多いです。
ただし、しびれが強くなったり、手の感覚が鈍くなったり、動かしにくくなったりする場合は注意が必要です。そういった場合は、早めに医師に相談し、ギプスの調整を検討することが大切です。
【今後の見通し】
骨折の治療期間は、骨の状態や治療方法によって異なりますが、通常は6〜8週間ほどギプスやサポーターで固定します。骨が順調にくっついてギプスが外れたら、徐々に手首の動きや力を取り戻していけます。
【次に行うべきこと】
1. 定期的な診察
- 定期的に病院で診察を受け、症状の変化を医師に伝えましょう。
- 熱感やしびれが強い場合や、他に気になることがあれば、遠慮せずに医師に相談してください。
2. ギプス固定
- 医師の指示に従って、ギプスをしっかり固定しましょう。
- ギプスが緩んだりずれたりしたら、すぐに病院に連絡してください。
3. 安静
- 骨が治るまでは、手首を安静に保ち、無理な動きは避けましょう。
【まとめ】
左手首の骨折後2週間で、手首から小指にかけての熱感やしびれは、軽いものであれば時間とともに和らぐことが多いです。しかし、しびれが強くなったり、手の感覚が鈍くなったりする場合は、早めに医師に相談してください。定期的な診察を受け、医師の指示に従って治療を続けることで、合併症を防ぎ、スムーズな回復を目指しましょう。お大事にしてくださいね。
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