夜間の発熱と倦怠感があります。何科を受診すべきか教えてください。
30代・女性のご相談
最近、夜間に37.5℃以上の発熱と倦怠感があり、非常に困っています。特に治療中の病気はありませんが、この症状についてどの科を受診すべきか悩んでいます。
採血を行ったところ、炎症反応は見られませんでした。このため、どのような原因が考えられるのか、またどのように対処すればよいのか不安です。
夜間のみの発熱ということで、日中は特に問題がないのですが、夜になると体調が悪化するため、日常生活にも支障が出ています。どの科を受診すれば適切な診断と治療が受けられるのか、アドバイスをいただけると助かります。どうかよろしくお願いいたします。
ご相談いただきありがとうございます。夜になると37.5℃以上の熱が出て、体がだるい状態が続いているとのことですね。心配な気持ち、お察しします。ここでは、考えられる原因や受診のアドバイス、今後の対応についてお話ししますね。
考えられる原因
- 感染症:血液検査で炎症が見られない場合でも、夜に症状が強くなる感染症もあります。可能性は低いかもしれませんが、完全には否定できません。
- 悪性腫瘍:発熱が悪性腫瘍の症状として現れることもありますが、これは非常にまれです。
- 膠原病:免疫の異常で体のあちこちに炎症が起こる病気です。発熱や体のだるさ、関節の痛みなどが出ることがあります。
- 薬剤熱:飲んでいる薬が原因で熱が出ることもあります。
- 自律神経の乱れ:自律神経がうまく働かないと、体温調節が難しくなり、熱やだるさを感じることがあります。
- 心因性発熱:ストレスや不安が原因で熱が出ることもあります。
受診のおすすめ
- 総合内科:まずは総合内科で詳しい診察を受けてみましょう。問診や血液検査を通じて、原因を探ることができます。
- 婦人科:女性ホルモンのバランスが崩れると熱が出ることもあります。婦人科の受診も考えてみてください。
今後の対応
- 基礎疾患の治療:もし治療中の病気があるなら、その治療を続けることが大切です。
- 生活習慣の改善:十分な睡眠、バランスのよい食事、適度な運動を心がけ、規則正しい生活を送りましょう。
- ストレス管理:ストレスをためないように、リラックスできる時間を作ったり、趣味を楽しんだりしてみてください。
- 体温の記録:毎日体温を測って記録しておくと、診察の際に役立ちます。
- 受診のタイミング:熱が続く、だるさが強い、新しい症状が出た場合は、早めに病院を受診しましょう。
まとめ
夜間の発熱と倦怠感の原因を見つけるために、まずは総合内科を受診してみてください。必要に応じて婦人科なども検討しましょう。生活習慣の見直しやストレスの管理も大切です。どうぞお大事になさってくださいね。
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