子宮筋腫のための子宮全摘手術後の身体への影響について教えてください。

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40代女性のご相談

最近、病院で漿膜下筋腫と診断され、手術を受けることになりました。しかし、相談もなく子宮全摘の話が進んでおり、非常に不安です。医師からは「子宮を残したい場合は言ってください」と言われましたが、ネットで調べると、子宮全摘後に腸閉塞や尿への影響があると書かれており、心配です。 また、友人の親が子宮全摘後に歩きづらくなり、何かが垂れ下がってきて手術を受けたと聞きました。一方で、同じ年齢の方が手術後に楽になったという話もあり、どうすればよいのか悩んでいます。 子宮全摘を受けた場合、具体的にどのような影響があるのか、特に腸閉塞などのリスクについて詳しく知りたいです。医師の意見を伺いたいので、どうかアドバイスをいただけると助かります。
医師の回答

ご相談いただきありがとうございます。子宮筋腫の手術を控えていらっしゃるとのこと、不安や迷いがあるなかで、たくさんの情報に触れて混乱されているかもしれませんね。

まず、漿膜下筋腫と診断され、子宮全摘術を提案されたとのことですが、最終的に子宮を残すか全摘するかは、あなた自身の価値観や手術のリスクとメリットをよく考えて決めることが大切です。

子宮全摘のメリットとデメリット

メリット

  • 筋腫に関する症状の改善:子宮全摘により、月経過多や貧血、腹痛、頻尿などの症状が改善されます。筋腫が再発する心配もなくなります。
  • 将来的な子宮がんのリスク回避: 子宮を摘出することで、将来的な子宮がんのリスクを完全に排除できます。

デメリット

  • 手術のリスク: 子宮全摘では、手術の操作が増えるため、腸閉塞や尿管損傷などのリスクがわずかに増えますが、頻度は高くありません。早期発見と治療で重症化を防ぐことができます。
  • 更年期障害のような症状: 卵巣を一緒に摘出する場合、更年期障害のような症状が出ることがあります。卵巣がんの予防になりますが、摘出するかどうかは医師と相談してください。
  • 骨盤臓器脱のリスク: 子宮を摘出すると、将来的に膀胱や直腸が脱出するリスクがわずかに増えます。
  • 精神的な影響:子宮を失うことで精神的な影響を感じる方もいます。

その他のご相談内容

  • 尿への影響について:子宮全摘術によって、排尿機能が直接影響を受けることはほとんどありません。ただし、骨盤臓器脱のリスクがわずかに増える可能性があります。

その他

周囲の方の体験談を聞かれたとのことですが、手術後の経過や影響は個人差が大きいです。ご自身の状況を踏まえ、医師とよく相談することが重要です。

まとめ

子宮全摘を提案されることは一般的ですが、あなたの希望に応じて子宮筋腫のみを切除する選択肢もあります。最終的にどうするかは、あなた自身の価値観や将来の計画、手術のリスクとメリットをよく考えて決めてください。担当医としっかり相談されることをおすすめします。どうぞお大事にしてください。

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