胸の痛みが続いています。どの科を受診すべきか教えてください。
50代・女性のご相談
胸の痛みが続いており、非常に困っています。激しい咳を伴う肺炎から始まり、1カ月以上痛みが続いています。痛みの位置や度合いが変化し、最初は全体的に、または横隔膜あたりに痛みを感じていました。日によっては左右の肋骨に沿って筋肉痛のような痛みがありました。レントゲンを撮りましたが、異常は見つかりませんでした。
痛みを和らげるためにストレッチや運動を始めましたが、逆に痛みが増してしまいました。現在は左肋骨上部の脇腹から乳頭にかけて、針で刺すような激痛があります。特にくしゃみや咳、体の体勢を変える時に激痛が走ります。
再度受診したいと考えていますが、どの科を受診すれば良いのか迷っています。適切な診療科を教えていただけると助かります。どうかアドバイスをお願いいたします。
ご相談いただきありがとうございます。胸の痛みが1ヶ月も続いているとのことで、とても心配ですね。特に、左側の脇腹から胸にかけての激しい痛みや、くしゃみや咳をするたびに痛むのは本当に辛いことと思います。
レントゲン検査では異常が見つからなかったとのことですが、痛みの場所や性質、ストレッチで悪化するということから、いくつかの原因が考えられます。例えば、肋骨やその周りの神経や筋肉の問題があるかもしれません。
【考えられる原因】
- 肋間神経痛:肋骨の間を通る神経が刺激されて痛むことがあります。咳や姿勢の変化で痛みが強くなることが多いです。
- 肋骨骨折:長引く激しい咳で肋骨にヒビが入ることがあります。レントゲンで見つからないこともありますが、痛みは強いです。
- 肋軟骨炎:肋骨の先端にある軟骨が炎症を起こすことがあります。通常は片側だけが痛みます。
- 筋肉の炎症:咳やストレッチで肋骨周りの筋肉が炎症を起こすことがあります。運動や咳で痛みが悪化することが特徴です。
これらの問題は、レントゲンでは異常が見つからないこともありますが、適切な治療で痛みが和らぐことが期待できます。
【次のステップ】
- 整形外科の受診: 肋間神経痛や筋肉の問題を確認するために、整形外科を受診することをお勧めします。診察を受けて、必要に応じて消炎鎮痛剤などの治療を考えましょう。
- 呼吸器内科の受診: 肺炎が治っているか、現在の症状が肺炎と関係しているかを確認するために、呼吸器内科の受診も検討してください。
【まとめ】
まずは整形外科での診察を受け、適切な検査と治療を受けることが大切です。また、肺炎の影響が残っている可能性もあるので、呼吸器内科の受診も考えてみてください。お近くの医療機関を探す際には、インターネットで検索してみてくださいね。
どうぞお大事になさってください。少しでも早く痛みが和らぎますように。
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