血便が出たが大腸内視鏡検査を受けるべきか?
20代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。血便があって消化器内科を受診されたとのことですね。薬をもらって血便は止まったけれど、本当に大腸炎だったのか、また大腸内視鏡検査を受けるべきか不安に思っていらっしゃるのですね。
【受診すべき診療科】
血便がある場合、消化器内科を受診するのは適切な選択です。すでにその診療科にかかっているので安心してください。
1. 大腸内視鏡検査について
血便の原因を詳しく調べるには、大腸内視鏡検査がとても有効です。若くて血便が止まっていると、検査で異常が見つからないこともあると言われたかもしれませんが、もし検査を希望するなら、医師にその旨を伝えてみてください。特に血便が再発した場合は、検査を受けることをお勧めします。
2. 便潜血検査について
便潜血検査は、便に血が混じっているかどうかを確認する方法です。もし陽性であれば、大腸内視鏡検査を受ける必要があるかもしれません。血便が見られなくても、少量の出血を見つけることができます。
3. 経過観察
血便が止まっている場合は、しばらく様子を見ることも選択肢の一つです。今は症状がなく、若い方はリスクが低いことも多いので、この方法も一般的です。
4. 他の病気の可能性
血便の原因は、大腸炎以外にもいろいろな病気が考えられます。もし血便が続いたり再発したりする場合は、他の病気の可能性も考え、医療機関で検査を受けることが大切です。
【受診の目安】
血便が続いたり再発したりする場合は、必ず医療機関を受診してください。特に、発熱や強い腹痛、頻繁な下痢、貧血の症状、体重減少などがある場合は、早めに受診することが重要です。これらの症状は、重い病気が隠れている可能性があるため、早めの診断と治療が必要です。
【まとめ】
血便の原因を詳しく調べるためには、大腸内視鏡検査が有効です。検査を希望する場合は、医師に相談してみてください。また、血便が続いたり再発したりする場合は、他の病気の可能性も考えて、医療機関を受診することが大切です。食生活や生活習慣の改善、ストレスの管理も症状の改善に役立つことがあります。お一人で悩まず、いつでも相談してくださいね。
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