頚椎症による腕のしびれはいつ改善しますか?
40代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。頚椎症と診断されて、右側の背中や腕にしびれがあるとのことですね。販売のお仕事をされていると、立ち仕事で首や肩に負担がかかりやすいかもしれません。
頚椎症は、首の骨や椎間板が変形して神経を圧迫し、痛みやしびれが出ることがあります。でも、適切な治療と生活習慣の見直しで、症状が良くなることが多いです。
【考えられる原因】
今回の症状について、いくつかの可能性があります。
1. 神経根の圧迫
頚椎症によって神経が圧迫され、右側の背中や腕にしびれが出ることがあります。
2. 脊髄の圧迫
頚椎症が原因で脊髄が圧迫されると、手足のしびれや動きにくさが出ることがあります。
3. 胸郭出口症候群
首から出ている神経や血管が圧迫され、肩や腕、手にしびれや痛みが出ることがあります。
【今後の見通し】
頚椎症の症状は、適切な治療と生活習慣の改善で良くなることが多いです。もし今の治療で改善が見られない場合は、薬や神経ブロック注射など、他の治療法を考えることもあります。症状が進んで日常生活に支障が出る場合は、手術も選択肢の一つです。
【これからの対策】
1. 定期的な通院
現在の治療を続け、医師の指示に従って定期的に診察を受けましょう。リハビリも効果的なことが多いので、できる範囲で続けると良いですね。
2. 日常生活での注意
長時間同じ姿勢を避け、こまめに休憩を取りましょう。スマートフォンの使用は控えめにし、猫背にならないように気をつけてください。寝るときは、高すぎる枕を避けて、首に負担がかからないようにしましょう。
3. 他の医療機関の受診
現在の治療や診断に不安がある場合は、他の医療機関を受診することも考えてみてください。
【まとめ】
頚椎症は、適切な治療を受けることで、多くの場合症状が改善します。定期的な通院や日常生活での注意を守り、必要があれば他の医療機関を受診するなど、前向きに治療に取り組んでいきましょう。どうぞお大事になさってください。
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