性器ヘルペス治療後の症状と肛門科受診について、相談したいです。
40代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。性器ヘルペスの治療を受けた後も、まだ陰部の腫れやおりものの異常が続いているとのこと、そして肛門からの出血も気になる状況ですね。
性器ヘルペスは、抗ウイルス薬を飲むことで通常1週間ほどで症状が和らぐことが多いです。ただ、ヘルペスウイルスは体内に残り、疲れやストレスで免疫力が落ちたときに再発することがあります。
初めて感染したときは、症状が強く出ることが多く、小さな水ぶくれや痛みが現れることがあります。太ももやおしりに症状が出たり、排尿がしにくくなったり、熱が出ることもありますが、通常2〜4週間で自然に治まります。再発時は、初めてのときよりも症状が軽いことが多いです。
治療は抗ウイルス薬を飲むことで行います。初めての感染時は5〜10日、再発時は5日間ほど薬を飲むことが一般的です。再発時には、見た目に変化がなくても、むずむずしたり、チクチクしたりする感覚があることが多いので、そうした場合も治療の対象になります。
もし症状が改善しているようであれば、少し様子を見てもいいかもしれません。ただ、見た目に異常が出たり、症状が強くなったりした場合は、もう一度婦人科を受診することをお勧めします。他の病気の可能性もあるので、追加の検査が必要になることもあります。
肛門からの出血については、出血の期間や量にもよりますが、ヘルペスの症状が落ち着いているようであれば、肛門科を受診しても大丈夫だと思います。ただし、ヘルペスの治療を受けたことは伝えてくださいね。
【まとめ】
性器ヘルペスの症状が続いている、または悪化している場合は、婦人科を再度受診しましょう。肛門科の受診については、症状が落ち着いているようであれば問題ないと思いますが、ヘルペスの治療を受けたことは必ず伝えてください。どうぞお大事になさってくださいね。
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