微熱とリンパの腫れがあります。急性肝炎ではないとの診断を受けましたが、原因はなんでしょうか?
30代・男性のご相談
しばらく微熱が続いており、原因がわからず困っています。治療中の病気は特にありませんが、以下の状況についてご相談させていただきます。
先月の下旬から今月の初旬にかけて、37度台の熱が断続的に発生し、数日後に下がるという状態が続いています。最初は首のリンパが腫れて痛みがあり、しこりもできましたが、現在は腫れが引いてきています。咳などの他の症状は特にありません。
病院で血液検査を受けたところ、急性肝炎ではないとの診断を受けましたが、リンパ球の数値が少し高いと言われました。微熱の原因がなんなのか、詳しく知りたいと考えています。
このような状況で、どのように対処すればよいのか、アドバイスをいただけると助かります。どうかよろしくお願いいたします。
ご相談いただきありがとうございます。微熱が続いたり、首のリンパ節が腫れて痛むといった症状があると、不安になりますよね。血液検査で急性肝炎は否定され、リンパ球の数値が少し高いとのことですが、咳の症状がないことから、ウイルス感染症の可能性が高いかもしれません。
考えられる原因
- ウイルス感染症:EBウイルスやサイトメガロウイルス、アデノウイルスなどが原因で微熱やリンパ節の腫れが起こることがあります。これらの感染症は通常、数週間で自然に回復することが多いですが、症状が長引くこともあります。
- その他の感染症:結核やトキソプラズマ症などでも微熱が続くことがありますが、これらは非常にまれです。
- 自己免疫疾患:膠原病のような自己免疫疾患では、発熱や関節の痛み、皮膚の発疹が見られることがあります。ただし、リンパ節の腫れはあまり一般的ではありません。
- 悪性腫瘍:がんなどが原因で、発熱やリンパ節の腫れが続くこともありますが、こちらも非常にまれです。
次のステップ
1. 医療機関の受診
発熱やリンパ節の腫れが続く場合は、医療機関を受診して医師に相談することをおすすめします。発熱の経過やリンパ節の腫れの程度、その他の症状について詳しく伝えるとよいでしょう。医師は、症状や診察結果に基づいて、追加の検査や治療が必要かどうか判断します。
2. 水分補給
発熱が続くと脱水症状になりやすいので、こまめに水分を摂ることが大切です。水やスポーツドリンク、経口補水液などを飲むとよいでしょう。
3. 安静にする
十分な休息と睡眠をとり、体力を回復させましょう。激しい運動や長時間の外出は控えて、体を休めることが大切です。
4. 解熱剤の使用
熱が高い場合は、解熱剤を使うことで楽になることがあります。ただし、市販薬を使う際は、用法・用量を守り、医師に相談のうえで使用してください。
まとめ
発熱やリンパ節の腫れが続く場合、ウイルス感染症などが考えられます。症状が続くようであれば、医療機関を受診して医師に相談することをおすすめします。それまでの間は、水分補給と安静を心がけ、解熱剤を適切に使ってください。どうぞお大事になさってくださいね。
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