首と後頭部の痛みについて、整形外科受診後も改善しません。再度病院に行くべきでしょうか?
50代・男性のご相談
首と頭の間に痛みがあり、心配になったため近くの病院の救急外来を受診しました。そこで整形外科を受診するように言われ、翌日同じ病院の整形外科を訪れました。首のレントゲンを撮り、湿布を処方されて様子を見ることになりましたが、痛み止めを服用しても数時間後には再び痛みが出てしまい、再度お薬を飲むという状態が続いています。
痛みは頭痛というよりも、右の首が痛むときに右の後頭部まで響くような感覚です。現在、高血圧症と脂質異常症の治療を受けていますが、この痛みについても適切な対処が必要かどうか、病院に行くべきか悩んでいます。どのように対応すれば良いか、アドバイスをいただけると助かります。
首と頭の付け根の痛みが続いていて、本当にお辛いですね。整形外科でレントゲンを撮って湿布や痛み止めをもらったけれど、まだ痛みが取れないとのこと。心配ですよね。痛みが繰り返すのはつらいと思いますので、原因をしっかり見つけて、適切な治療を受けることが大切です。
【考えられる原因】
- 頚椎症:首の骨が変形したり、神経が圧迫されることで、首や肩、腕に痛みやしびれが出ることがあります。
- 頸椎椎間板ヘルニア:首の骨の間にあるクッションが変形して神経を圧迫し、痛みやしびれが出ることがあります。
- 筋緊張性頭痛:首や肩の筋肉が緊張して、頭痛や首の痛みを引き起こすことがあります。
1と2の場合、神経が圧迫されていることが原因なので、MRI検査を受けると詳しくわかることがあります。首を動かすと痛みやしびれが出ることが多いです。場合によっては、後頭部まで痛みが響くこともあります。3の場合、必ずしもMRIで原因が見つかるわけではありません。デスクワークが多い方に多く、夕方や夜になると肩こりのような痛みが強くなることがあります。
【次のステップ】
1. 整形外科の再受診
- 現在の症状を詳しく医師に伝えて、MRI検査などが必要か相談してみましょう。
- 日常生活で気をつけるべき姿勢や運動についてもアドバイスをもらいましょう。
- 痛み止めが効かない場合、他の薬が効果的なこともあるので、薬についても相談してみてください。
- 痛みが強い場合は、神経ブロック注射などの治療も考えられます。
2. 脳神経外科の受診
- 整形外科で原因がはっきりしない場合や治療を受けても痛みが残る場合は、脳神経外科を受診することも考えてみましょう。
- 筋緊張性頭痛などの相談もできますし、頚椎の病気を専門的に診てくれる医師もいますので、事前に問い合わせてみると良いでしょう。
【まとめ】
首と頭の付け根の痛みは、いくつかの原因が考えられます。整形外科で再度診てもらい、必要ならMRI検査を受けることをお勧めします。整形外科で原因がわからない場合は、脳神経外科の受診も検討してみてください。どうぞお大事になさってくださいね。
公開日:
相談日:
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ