線維筋痛症と診断されましたが、それ以外の病気の可能性と症状の対処法について教えてください。
60代・女性のご相談
線維筋痛症と診断され、体の痛みに悩んでいます。現在、他に治療中の病気はありません。以下の症状についてご相談させていただきます。
疲れやすく、疲れると痛みが増しますが、寝たりストレッチをすると和らぎます。鎮痛薬はあまり効果がありません。痛みが少し和らいできましたが、夜は痛みで寝付けず目が覚め、熟睡できない状態となることもあります。
数年前に脊柱側弯症と診断されましたが、痛みはありませんでした。しかし、最近では腰椎から左に傾く症状があり、背骨の右側に硬いしこりができ、非常に痛みます。その痛みは肩にまで広がります。また、右乳房下部の肋骨上や背中側の同じ場所も痛みます。以前、右肺腺がんで上葉を摘出したことがあり、その肋骨あたりが痛むこともあります。
右肩が巻き肩で、ストレートネックのため運動療法を始めましたが、首や肩、肩甲骨、背中の痛みに苦しんでいます。現在は痛みが軽減しましたが、右肩や腕の痛みは残っています。
置換術後、音や光、雑踏に敏感に反応するようになり、頭の誤作動で身体が防御反応を示していると感じています。就寝時にはギャバやテアニンを摂取し、リラックスするハーブで身体を緩ませるようにしています。
線維筋痛症以外の病気の可能性について、医師に確認したいです。どのように対処すれば良いか、アドバイスをいただけると助かります。
線維筋痛症と診断されたとのことですね。この病気は、体全体に痛みや疲れを感じたり、眠りが浅くなったりすることが特徴です。
ただ、他にも考えられる原因があります。例えば、過去に受けた手術や他の病気が影響しているかもしれません。人工股関節の手術後の痛みや、背骨の問題、以前の肺の手術が神経に影響を与えている可能性もあります。これらが痛みを強くしているかもしれません。
痛みが少し和らいできたと聞いて安心しましたが、まだ痛みが残っているとのことなので、引き続き気をつけてください。特に、痛みが急にひどくなったり、熱が出たり息苦しくなったりしたら、すぐに病院に行ってくださいね。
病院に行くタイミングとしては、痛みが日常生活に大きく影響を与えるときや、薬が効かないとき、新しい症状が出たときです。これらは他の病気を見逃さないためにも大切です。
ご自身でできることとしては、ストレッチや軽い運動を続けたり、リラックスするためのハーブやサプリメントを試したりするのもいいですね。また、規則正しい生活を心がけて、ストレスを減らすことも大事です。
【まとめ】
線維筋痛症の診断を受けていますが、他の病歴や手術歴も考慮し、痛みの原因を多角的に見ていくことが重要です。痛みが急激に悪化したり、新たな症状が出た場合は、早めに医療機関を受診してください。日常生活でのストレッチやリラックス法も続けてください。お大事になさってください。
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