急性肝炎の疑いで高熱と倦怠感が続いています。消化器内科を早めに受診すべきか教えてください。
20代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。ご家族の体調が優れず、心配されていることと思います。11月初旬から発熱や頭痛が続き、数日後の検査で肝機能が悪化していると診断されたとのことですね。急性肝炎と診断され、その後も発熱や食欲不振、倦怠感が続いていると伺い、とても不安な気持ちでいらっしゃるでしょう。
急性肝炎は、肝臓に急に炎症が起こる病気です。原因はウイルス感染や薬の影響、自己免疫の問題、アルコールなどさまざまです。詳しい検査で原因を調べることが一般的ですが、結果が出るまでに1週間以上かかることもあります。場合によっては原因が特定できないこともあります。症状としては、発熱、倦怠感、食欲不振、吐き気、腹痛、黄疸などがあります。
多くの場合、急性肝炎は自然に治りますが、重症化することもあるため注意が必要です。治療は基本的に安静と栄養補給が中心で、肝臓を守る薬を使うこともあります。入院が必要かどうかは症状の重さによって判断されます。
ご家族の方は、現在も38度以上の熱が続き、食欲不振や強い倦怠感があるとのことですので、症状が悪化している可能性も考えられます。以下のような症状がある場合は、すぐに病院に連絡して指示を仰いでください。
- 高熱が続いている
- 強い倦怠感で動けない
- 尿が濃い、または少ない
- 水分が取りづらい
- 目や皮膚が黄色っぽい
病院に連絡する際は、これまでの検査結果や診断内容を伝えるとスムーズです。もし担当の医師が不在でも、他の医師が診察してくれることが多いですし、必要であれば他の病院を紹介してもらえるでしょう。
受診の際には、以下の情報を医師に伝えてください。
- 症状が11月初旬から始まったこと
- 数日後に急性肝炎と診断されたこと
- 現在も38度以上の発熱が続いていること
- 食欲不振と強い倦怠感があること
- 現在服用中の薬の名前と量
これらの情報をもとに、医師は適切な検査や治療を行ってくれるでしょう。
もし意識がもうろうとしている場合は、すぐに救急外来を受診するか、救急車を呼ぶことも考えてください。
【まとめ】
ご家族の症状が悪化している可能性があるため、明日の予約を待たずに、今日中に病院に連絡して指示を仰ぐことをおすすめします。どうかお大事になさってください。
公開日:
相談日:
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ