大腿骨の骨腫瘍についての診断と治療方針を知りたいです。
30代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。子宮のMRI検査で偶然、大腿骨に腫瘍が見つかり、その後、整形外科を受診されたとのことですね。
来週、大学病院を訪れる予定とのことですが、医師からご家族と一緒に行くように言われて、不安なお気持ちを抱えていらっしゃると思います。少しでも安心していただけるよう、現在の状況についてお話ししますね。
まず、骨の腫瘍には良性と悪性のものがあります。今回のMRIの結果では、良性の可能性が高いとのことですので、悪性の心配は少ないと思われます。ただ、確実な診断のために、大学病院での詳しい検査が大切です。
骨の腫瘍にはいろいろな種類があります。良性のものは、ゆっくり成長することが多く、痛みがない場合もあります。ただし、まれに骨が弱くなって折れやすくなることもあります。
一方、悪性の腫瘍は早く成長し、痛みや腫れを引き起こすことがあります。今回のケースでは、2018年のレントゲンにも腫瘍らしきものが写っていたとのことなので、ゆっくり成長する良性の可能性が高いと考えられます。
大学病院では、MRIやCT、血液検査などを行い、腫瘍の詳しい状態を調べることになるでしょう。必要に応じて、生検という腫瘍の一部を取って調べる検査をすることもあります。
【次のステップ】
- 大学病院を受診:ご家族と一緒に行き、これまでの経緯や症状を医師に伝えてください。
- 精密検査を受ける:医師の指示に従って、必要な検査を受けてください。
- 診断と治療方針を確認:検査結果をもとに、医師から診断と治療についての説明を受けてください。良性の場合は経過観察になることもありますが、悪性の場合は治療が必要になることもあります。
【まとめ】
大腿骨に腫瘍が見つかり、不安なお気持ちかと思いますが、MRIの結果では良性の可能性が高いと考えられます。確実な診断のために、大学病院での精密検査を受けることが大切です。ご家族と一緒に医師とよく相談しながら、最適な治療を受けてくださいね。お力になれることがあれば、いつでもご相談ください。
公開日:
相談日:
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ