胸の痛みがあり、CTで炎症の可能性があると言われましたが、原因はなんですか?
10代・男性のご相談
家族が胸の痛みを訴えており、非常に心配しています。治療中の病気は特にありませんが、心電図と血液検査では異常が見つかりませんでした。
CT検査では、痛みのある場所と一致する薄く白い影が見つかり、炎症の可能性があると診断されました。そのため、飲み薬を処方され、1週間が経過しましたが、症状は改善していません。
近日中に再診の予定がありますが、原因がわからず不安です。どのように対処すればよいのか、またほかに考えられる原因があるのか、アドバイスをいただけると助かります。
ご家族が胸の痛みを感じていて、CT検査で炎症の可能性があると言われたのに、1週間経ってもよくならないとのことですね。心配ですよね。
病気によっては、検査に異常が出ないこともあり、治るまでに時間がかかることがあります。だから、長い目で見て経過を観察することが大切です。
考えられる原因
胸の痛みは、心臓や肺、食道、肋骨、筋肉、神経など、いろいろな原因で起こることがあります。痛みが表面にあるのか、奥にあるのかなど、痛みの感じ方が原因を探る手がかりになります。心電図や血液検査で異常がないとのことなので、心臓や血液の病気の可能性は低いと思われます。CT検査で炎症が見つかったけれど、その原因がまだわからないのですね。
痛みの場所について
胸の痛みとCTで見つかった白い影が一致しているとのことですが、痛みの場所がもっと具体的にわかると、原因を絞り込むのに役立ちます。
例えば、
- 痛みは胸の表面に近い感じですか?
- 押すと痛みますか?
- 深く息を吸うと痛みますか?
- どんな姿勢で痛みますか?
- 痛みはずっと続く感じですか?それとも刺すような痛みですか?
などです。
一般的に考えられる病気
- 肋間神経痛、肋軟骨炎:肋骨に沿った神経が刺激されて痛むことがあります。画像に出ないことが多く、治るまでに時間がかかることもあります。
- 胸膜炎:肺を包む膜に炎症が起こる病気です。
- 肺の病気:肺炎などが考えられます。
- 食道の病気:逆流性食道炎などがあります。
- 帯状疱疹:皮膚にピリピリとした痛みや赤い発疹、水ぶくれが出る病気です。
今後の対応
1. 再診時に医師に伝えること
- 痛みの詳しい情報(場所、種類、どのくらい続くか、何をすると痛むか、何をすると楽になるか)を伝えましょう。
- 1週間治療してもよくならないことを伝えましょう。
- 心配なことはすべて話して、納得いくまで説明を求めましょう。
2. セカンドオピニオン
- 他の専門医の意見を聞きたい場合は、セカンドオピニオンも考えてみましょう。
まとめ
胸の痛みが続くと不安ですよね。原因を見つけるために、再診時に医師に詳しい情報を伝えることが大切です。また、必要に応じて他の医師の意見を聞くことも検討してみてください。お大事にしてくださいね。
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