夜間の咳が続くがマイコプラズマ陰性では、抗生物質後のレントゲン検査は必要ですか?
10代・男性のご相談
中学生の息子が夜中に咳で目を覚ますことがあり、心配しています。コロナウイルスやインフルエンザではないと診断されましたが、マイコプラズマの疑いがあると言われました。ただし、検査キットがないため、確定診断はされていません。
抗生物質を5日間服用するよう指示され、3回服用後に別のクリニックでマイコプラズマの検査を受けましたが、結果は陰性でした。血液検査でも特に異常は見られませんでしたが、咳は夜になると悪化しています。
抗生物質は20日まで服用予定で、症状が改善しない場合は肺炎の可能性も考慮し、レントゲンを撮ることを検討しています。土曜日の午前中にレントゲンを撮るか、抗生物質をすべて飲み終わったあとの月曜日に受診するか迷っています。
この判断で問題ないでしょうか。アドバイスをいただけると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。
ご相談いただきありがとうございます。お子様の咳が続いていて、ご心配ですよね。
医師に確認したいことへの回答
「症状がよくならない・悪化している」とのことですね。マイコプラズマ肺炎の疑いがあるものの、検査では陰性で、抗生物質を服用しているにもかかわらず、咳が特に夜間に悪化しているとのこと、ご不安なお気持ちお察しいたします。
土曜日にレントゲンを撮りにいくか、月曜日まで待って抗生物質を飲みきってから受診するか、悩んでいらっしゃるようですが、咳が悪化しているとのことですので、現在もまだ改善しないようであれば、私としては、早めにレントゲンを撮りに行くことをおすすめします。
次のアクション
- レントゲン検査:咳が悪化しているようですので、肺炎の有無を確認するために、早めにレントゲン検査を受けることをおすすめします。
- 医療機関への相談:レントゲンの結果をもとに、医師と相談して今後の治療方針を決めましょう。抗生物質が効いていない場合は、薬を変える必要があるかもしれません。
- 他の病気の可能性:マイコプラズマ肺炎の検査は陰性でしたが、他の呼吸器感染症やアレルギーの可能性も考えられます。医師に相談し、必要なら追加の検査を受けましょう。
- 自宅でのケア:咳がひどいときは、加湿器を使ったり、温かい飲み物を飲んだりしてみてください。十分な休息も大切です。
考えられる病気
お子様の症状から、以下のような病気が考えられます。
- マイコプラズマ肺炎:咳が長引くことが特徴の肺炎です。
- その他の呼吸器感染症:細菌やウイルスによるもので、咳や発熱、鼻水が出ることがあります。
- アレルギー性の咳:ハウスダストやダニ、花粉などが原因で咳が出ることがあります。
- 喘息:気管支が狭くなり、咳や息苦しさが出ることがあります。
- 百日咳::咳が長く続く感染症です。
受診の目安と重要性
咳が続く場合は、医療機関を再度受診することが大切です。特に、息苦しさや高熱、胸の痛みがある場合は、早めに受診してください。早期に診断と治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができます。
まとめ
お子様の咳が続いている場合は、肺炎の可能性も考え、医療機関を再度受診し、医師に相談することをおすすめします。レントゲン検査や追加の検査が必要になることもあります。
自宅では、加湿や保温、十分な休息を心がけてください。何か不明な点があれば、いつでもご相談くださいね。
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