アルコール依存症の症状は?アルコール依存症・アルコール中毒・アルコール乱用と症状の関連性をAIで無料でチェック

監修医師井林 雄太福岡ハートネット病院 糖尿病内分泌科

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03

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アルコール中毒

過剰なアルコール摂取によって血液中のアルコール濃度が高まって精神や身体の異常症状(意識障害や血圧低下、嘔吐など)が出ます。重症になると、嘔吐物を喉に詰まらせたり呼吸が止まったりして、死に至ることもあります。

監修医師井林 雄太糖尿病内分泌科・内科 / 福岡ハートネット病院

アルコール依存症・乱用

「アルコール依存症」とは、お酒を飲む量やタイミングをコントロールできなくなることです。お酒の量が増えることから始まり、症状が進むとお酒を飲んでいないときに落ち着かなくなったり、手が震えるようになったりします。大量のアルコールによって命に関わる状態になることもあるため、早めに医療機関に相談しましょう。

監修医師阿部 吉倫内科

急性アルコール中毒とは

アルコール摂取によって血液中のアルコール濃度が高まって精神や身体の異常症状(意識障害や血圧低下、嘔吐など)が出ます。重症になると死に至ることもあります。

「急性アルコール中毒」とはどのような病気ですか?

短時間での大量飲酒により血中アルコール濃度が急上昇し、意識障害や呼吸困難に陥る危険な状態です。

急性アルコール中毒とは、短時間のうちに大量のお酒を飲むことで、血液中のアルコール濃度が急激に上がり、中枢神経の働きが強く抑えられてしまう状態のことです。

人間の脳はアルコールの影響で働きが低下していくため、場合によっては少量でも判断力などが落ちますが、許容量を超えると意識がもうろうとしたり、呼吸がうまくできなくなったりします。さらに、嘔吐したものをのどに詰まらせて窒息することもあり、最悪の場合は命に関わる危険な状態になることもあります。お酒に慣れていない若い方が一気飲みなどをしたときに起こりやすいため、特に注意が必要だと言えます。

さらに詳しく:「急性アルコール中毒」とはどのような病気ですか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科
もっと詳しく「急性アルコール中毒」を知る

急性アルコール中毒の症状

急性アルコール中毒ではどのような症状がありますか?

千鳥足や吐き気から始まり、重症化すると意識がなくなり、呼吸数の低下や血圧低下を招き、命の危険を伴います。

急性アルコール中毒の症状は、血中のアルコール濃度が上がるにつれて重くなっていきます。はじめは気分が高揚したり、判断力が低下したり、ろれつが回らなくなったり、まっすぐ歩けずに千鳥足になったりします。

さらに症状が進むと、激しい吐き気や嘔吐が起こり、何度も吐き続けることがあります。もっと重症になると、呼びかけても返事をしない、つねっても反応しないといった意識障害が現れます。さらに危険な状態では、呼吸が浅く遅くなったり、血圧や体温が下がって、場合によってはそのまま昏睡状態に陥るなど、命を落とす危険性のある深刻な症状が引き起こされます。

さらに詳しく:急性アルコール中毒ではどのような症状がありますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科
もっと詳しく「急性アルコール中毒」を知る

急性アルコール中毒の検査・診断

急性アルコール中毒のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでチェックもできます。

急性アルコール中毒になりかかっている本人が、自分で正しく状態をチェックすることは非常に困難です。なぜなら、アルコールの影響で脳の働きなどが低下し、正しい判断力が失われているからです。自分がどれくらい酔っているかを客観的に評価できず、まだ飲めると勘違いしてしまうことが多々あります。

そのため、セルフチェックだけに頼るのではなく、一緒に飲んでいる周りの人が状態を観察することが不可欠です。顔色が悪くないか、呼びかけにきちんと答えるか、まっすぐ歩けるか、繰り返し吐いていないか、呼吸が弱くないか・不規則でないか、体が冷たくなっていないかなどを周囲がチェックし、少しでも異常を感じたら飲酒を止めさせて一人にせず、横向きにして様子をみることが重要です。揺すっても反応しない、呼吸がおかしいなどの場合は、すぐに医療機関を受診してください。

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、急性アルコール中毒かどうかのチェックができます。ぜひご活用ください。

さらに詳しく:急性アルコール中毒のセルフチェックはできますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科
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急性アルコール中毒の治療・対処法

アルコール中毒への対処法は?

体内からアルコールが抜けるのを待たなければなりません。脱水や低血糖を併発することがあり、点滴が必要になったり、重症の場合は人工呼吸器が必要になることもあります。子どもが間違って口にしてしまい何かしらの症状がある場合は外来受診を、意識障害や呼吸の異常がある場合は救急車をお勧めします。

急性アルコール中毒の場合、主にどのような治療をしますか?

特効薬はないため、必要に応じて、点滴で水分などを補ったり、呼吸管理など全身状態を保つ治療を行います。

急性アルコール中毒に対する特異的な治療薬などはなく、主に全身状態を安定させるために必要な処置が行われます。具体的には、脱水症状や低血圧などに対応するために、必要に応じて水分などを点滴で補います。

また、慢性的な多量飲酒や低栄養が疑われる場合には、ビタミンB1などを投与することもあります。さらに、吐いたものが喉に詰まって窒息しないように気道を確保したり、呼吸状態が悪い場合は酸素を投与したりします。重症な場合には、人工呼吸器を使って呼吸を管理することもあります。

さらに詳しく:急性アルコール中毒の場合、主にどのような治療をしますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科
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受診の目安・何科を受診するべきか

急性アルコール中毒が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

呼びかけに反応しない、激しい嘔吐や吐血、呼吸が不規則などを認める場合はすぐに受診が必要です。

まず、大きな声で呼びかけたり、肩をたたいたりしても目を覚まさない、または全く反応しないといった意識障害がある場合は非常に危険な状態に陥っている可能性があります。

また、何度も激しく嘔吐を繰り返している時や、吐いた物に血が混じっている場合も、すぐの受診が必要です。さらに、呼吸が弱い、遅い、不規則である場合や、体が異常に冷たくなっているといった状態が見られた場合も危険な状態を示唆している場合があるため、すぐに医療機関を受診してください。

さらに詳しく:急性アルコール中毒が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科

アルコール中毒の専門医がいる近くの病院はありますか?

アルコール中毒の専門医がいる病院を見る
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急性アルコール中毒の薬

急性アルコール中毒は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

全身状態を安定させるために、必要に応じて点滴や酸素投与などを行います。

急性アルコール中毒に対する特異的な薬剤はありません。そのため、病院で行われる治療では、まず呼吸や意識、血圧などの状態をみながら、それらを安定させるために、必要に応じて酸素投与や気道の確保、点滴などの治療法が行われます。

点滴としては、水分や電解質を補うための輸液や、必要に応じた急性アルコール中毒で不足することがあるビタミンB1、吐き気を抑える薬などが使用されます。これらはアルコールを直接打ち消すための薬ではなく、不足しているものを補ったり症状を和らげたり、合併症を防いだりする目的で使われます。点滴によってアルコールの分解が著しく早まるわけではありません。

これらの治療で副作用は多くありませんが、まったくないわけではありません。たとえば、点滴の針を刺した場所の痛みや腫れ、まれなアレルギー反応のほか、使う薬によっては眠気、不整脈のような副作用がみられることがあります。

さらに詳しく:急性アルコール中毒は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科
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対処法・セルフケア

急性アルコール中毒の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

自分の適量を守り、無茶な飲み方をしないようにしましょう。

急性アルコール中毒を防ぐために日常生活で気を付けるべきポイントは、自分の許容量を知り、それを超えるような無茶な飲み方をしないことです。その日の体調によっても酔いやすさは変わるため、寝不足や疲労がある時は飲酒量を控えめにしましょう。

また、空腹時にお酒を飲むとアルコールの吸収が早まりやすいため、食事やおつまみを食べながら飲むことが大切です。さらにお酒を飲む時は、水などアルコールの入っていない飲み物をこまめに挟むことで、飲酒のペースを抑え、飲み過ぎを防ぎやすくなります。

さらに詳しく:急性アルコール中毒の場合、日常生活で気を付けることはありますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科

急性アルコール中毒で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

通常の場合でも治療を開始してから効果が得られるまで時間がかかりますが、必要に応じて、人工呼吸器などを使用することもあります。

体内のアルコールを直接打ち消す薬は現時点ではないため、必ずしも点滴などの処置を開始しても、すぐにいつも通りの意識に戻るとは限りません。

基本的には、肝臓がアルコールを分解するのを待ちながら、低血糖や脱水、電解質異常があれば補正していくことになります。病院では、アルコールが代謝されるまでの間、全身の状態が安定するように、酸素投与や輸液だけではなく、必要に応じて人工呼吸器や血圧を維持する薬を使うなどします。

さらに詳しく:急性アルコール中毒で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科
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急性アルコール中毒に関連するその他の質問

急性アルコール中毒で震えが起きている時はどうすればよいですか?

危険なサインの可能性があるため、医療機関を受診しましょう。

急性アルコール中毒の状態で体が震えている場合、注意が必要なサインの可能性があります。震えが見られた場合は、ただの酔いと放置せず、まず意識と呼吸の状態を確認してください。

呼びかけへの反応が悪い、呼吸が遅い・不規則、繰り返し吐く、顔色が悪い、起こそうとしても目を覚まさないといった症状があれば、必ず医療機関を受診するようにし、必要に応じて救急車を呼んでください。救急車を待つ間は、毛布や上着で保温し、起きていられない場合は吐いたものをのどに詰まらせないように横向けの体位にしてください。

さらに詳しく:急性アルコール中毒で震えが起きている時はどうすればよいですか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科

急性アルコール中毒の対処として水を飲ませる効果はありますか?

自力で飲める場合は少量づつ水を飲み、そうでない場合には無理に飲まないようにしてください。

まだしっかりと意識があり、自分の力でむせずに飲み込める状態であれば、水を少量ずつ飲ませることはあります。ただし、これは主に脱水症状の予防のためであり、水分をとっても血中のアルコール濃度を下げたり、酔いを早くさましたりすることには限界があります。

意識がもうろうとしていたり、呼びかけに反応しなかったりする人に無理やり水を飲ませることは避けてください。意識がはっきりしていない状態で水などが誤って気管に入ると、最悪の場合は窒息して命を落とす危険があります。呼びかけに反応しない、呼吸が遅い・不規則、意識が朦朧としているといった場合は、すぐに医療機関を受診してください。

さらに詳しく:急性アルコール中毒の対処として水を飲ませる効果はありますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科

急性アルコール中毒になった次の日に注意点はありますか?

無理をせず、水分補給と消化の良い食事をとり、ゆっくり休みましょう。

急性アルコール中毒から回復した次の日は、体にまだ大きな負担が残っていることがあります。まず、体内は脱水気味になっていることがあるため、水をこまめに飲んで、しっかりと水分を補給することが重要です。

また、刺激の強い食べ物や脂っこいものは避け、お粥やうどんなどの消化に良くて胃に優しい食事をとるようにしてください。さらに、まだ体内にアルコールが残っている可能性があるため、車の運転なども避けるべきです。迎え酒はせず、激しい運動やお風呂での長湯も控え、一日ゆっくりと体を休めましょう。なお、意識がはっきりしない、呼吸が苦しい、何度も吐く、強いふらつきが続くといった症状がある場合は、再度医療機関を受診してください。

さらに詳しく:急性アルコール中毒になった次の日に注意点はありますか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科

急性アルコール中毒で死亡してしまう原因は何ですか?

自発呼吸の停止や、嘔吐物が喉に詰まらせる窒息などが原因です。転落などの二次的な事故の危険などもあります。

急性アルコール中毒で命を落としてしまう直接的な原因は、主に二つあります。一つ目は、呼吸や循環をコントロールしている脳の機能までアルコールによる抑制が及び、呼吸が著しく弱くなったり止まったりして死亡してしまうことです。

二つ目は、意識がない状態で嘔吐した際に、吐いたものを誤嚥して気道がふさがれ、呼吸ができなくなることによる窒息です。仰向けのまま意識を失っているとこの危険が非常に高まります。他にも、体温を調節する機能がうまく働かなくなって低体温症に陥り、寒冷環境では死亡してしまったり、正常な判断ができずに交通事故に遭ったり、高いところから転落したりするといった二次的な事故が原因で死亡してしまうケースもあります。

さらに詳しく:急性アルコール中毒で死亡してしまう原因は何ですか?監修医師本間 雄貴富士在宅診療所 一般内科
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急性アルコール中毒について、医師からのよくある質問

医師からよくある質問はありますか?

「アルコール中毒」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。

  • 吐き気や嘔吐がありますか?
  • 頭痛はお酒を飲んだときに起きていますか?
  • 飲酒することに罪の意識を感じていますか?
  • 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
  • お酒の飲み方が荒い、良くないと人から注意されたことがありますか?

急性アルコール中毒に関連する症状としては次の症状があります

特に関連する症状

次のような症状がある方はご注意ください。

手指や全身の震えがある
症状の頻度
ほぼ毎日同じような症状がある
症状の経過
改善も悪化もしていない
ろれつが回らない
自覚した時期
4.5時間以内から
吐き気・嘔吐がある
症状の程度
1日に6回以上吐いている
自覚した時期
1か月以上前から

最新のガイドライン・医療水準を取り込んだデータベースを元に関連する病気・症状を表示しています。

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この記事の監修医師

監修医師 井林 雄太

井林 雄太 先生

福岡ハートネット病院 糖尿病内分泌科・内科

【経歴】 国立大学医学部卒 総合病院勤務 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長 井林眼科・内科クリニック勤務

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03