泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/04/10
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泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)について「ユビー」でわかること
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泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
皮ふが青紫や青白い色になっている
- 症状の頻度
- ほぼ毎日同じような症状がある
泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)とはどんな病気ですか?
年齢とともに成長発達に伴って自然に消失して行く病気です。命に関わることや、後遺症を残すことはありませんのでご安心下さい。
泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)への対処法は?
大泣きする前に抱っこなどでなだめると、意識を失いにくくなる場合もあります。ただし万が一意識を失っても、憤怒けいれんであれば多くは1分以内に改善するので、泣かせないことに執着しなくても大丈夫です。回数が多かったり、発作の時間が長かったりする場合、意識を失って倒れたときにケガをした時などは、受診を検討してください。
泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)の専門医がいる近くの病院はありますか?
泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)の専門医がいる病院を見る泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)のQ&A
- A.
泣いた直後に息が止まり、顔色不良、意識消失、けいれん様の動きなどが一時的に起こります。
解説泣き入りひきつけでは、強く泣いた直後に息が止まり、顔色が変わる、意識が遠のく、体がこわばるといった症状が一時的に起こります。
泣き入りひきつけの多くは、「泣く→息を止める→顔色の変化→ 意識がぼんやり/けいれん様の動き→自然回復」という流れをとり、通常は数秒〜数十秒で自然に改善します。
症状は主に2つのタイプがあります。①チアノーゼ型
最もよくみられ、強く泣いて息を吐き切ったあとに吸えなくなり、顔や唇が青くなるタイプです。意識がぼんやりし、体が少し硬くなることもあります。強い泣きによる一時的な酸素不足が原因です。
②蒼白型
突然の痛みや驚きがきっかけで起こり、顔が真っ白になってぐったりし、けいれん様の動きがみられることがあります。急激な自律神経系(呼吸や心拍を自動で調整する仕組み)の反応による徐脈(心拍が一時的に遅くなること)が原因とされています。
どちらのタイプも、呼吸は自然に再開し、意識もすぐに回復します。発作後は疲れたように泣いたり、眠りたがったりすることもありますが、後遺症は通常ありません。
ただし、発作が1分以上続く、明らかな誘因がない、睡眠中に起こる、回数が急に増える、長いけいれんが続く、発作後も回復に時間がかかるなどの場合には、てんかんや不整脈など別の病気が隠れている可能性があるため、小児科での評価が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLeung AKC et al. Breath-Holding Spells in Pediatrics: A Narrative Review of the Current Evidence. Curr Pediatr Rev. 2019, 15, 22-29.
Keneisha R et al. Sinclair-McBride; Erica H. Lee; Tantrums and Breath-Holding Spells. Nelson Textbook of Pediatrics. 2025, Chapter 43, 281-281. - A.
強く泣き出す、息を吐き切るように泣く、顔がこわばるなどの様子が前触れとして見られます。
解説泣き入りひきつけには、発作の直前に「強く泣き始める」「息を吐き切るように泣く」「顔がこわばる」といった前ぶれ(初期症状)が見られることがあります。
典型的な流れとしては、痛み・驚き・強い怒りなどの刺激を受けて大きな声で泣き始め、1〜2回強く泣いたあとに口を開けたまま、急に声が出なくなる状態になります。このとき、息を吐いたまま吸えずに呼吸が止まり、数秒後に顔色の変化が現れます。
チアノーゼ型では、泣き声が徐々に弱まり、呼吸が止まると唇や顔が青くなります。意識がぼんやりし、体が少しこわばることもあります。蒼白型では、泣き声が少ないまま突然顔色が真っ白・灰色になり、ぐったりすることがあり、初期症状が目立ちにくいのが特徴です。
この段階で、子どもはぼんやりしたり、硬直してから脱力したりし、短く意識を失うことがありますが、通常は数十秒以内に呼吸が再開し自然に回復します。
前ぶれとして数秒間の特徴的な流れはありますが、数時間前・数日前からの「予兆」はなく、ほとんどが突然始まります。
一方で、以下の場合は泣き入りひきつけとは限らず、別の病気を考える必要があります。- はっきりした誘因(泣く・驚くなど)がない
- 睡眠中に起こる
- 1分以上反応が戻らない
- 回復後にぼんやりが長く続く
このようなケースは、てんかんや心臓の問題が隠れている可能性があるため、早めに小児科で評価を受けることが重要です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLeung AKC et al. Breath-Holding Spells in Pediatrics: A Narrative Review of the Current Evidence. Curr Pediatr Rev. 2019, 15, 22-29.
Keneisha R et al. Sinclair-McBride; Erica H. Lee; Tantrums and Breath-Holding Spells. Nelson Textbook of Pediatrics. 2025, Chapter 43, 281-281. - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説泣き入りひきつけをセルフチェックで確実に診断することはできませんが、診断の助けになる観察ポイントがいくつかあります。
泣き入りひきつけは、強い泣きや驚きのあとに一時的に息が止まり、青ざめたり、けいれん様の動きがみられる発作です。てんかんや不整脈など似た症状を起こす病気も存在するため、家庭で「自己診断」するものではありませんが、詳細な観察は診断を大きく助けます。
以下のポイントを観察しておくと、診断に役立ちます。- 発作のきっかけ:泣く・怒る・痛み・驚きなど、明確な誘因がある
- 発作の流れ:典型的な流れは「強く泣く → 息が止まる → 青ざめる/脱力/硬直 → 数十秒で呼吸が再開→1~2分以内に回復」
- 持続時間:通常は数秒〜30秒程度
- 発作後の様子:すぐ反応が戻る、ぐったりが続かない
- 発作の頻度:頻発する場合は鉄欠乏性貧血などの評価が必要
これらの情報が揃うと、医師は「典型的な泣き入りひきつけか、別の病気を除外すべきか」を判断しやすくなります。発作の様子をよく観察し、可能であれば動画として記録し医師と共有することで、受診時に医師が診断しやすくなります。家庭でのセルフチェックは診断を助ける情報収集にとどめ、初めての発作と、非典型的な発作(誘因なし、回復が遅い、睡眠中、1分以上続くなど)は、必ず小児科に相談してください。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、泣き入りひきつけかどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るLeung AKC et al. Breath-Holding Spells in Pediatrics: A Narrative Review of the Current Evidence. Curr Pediatr Rev. 2019, 15, 22-29.
Keneisha R et al. Sinclair-McBride; Erica H. Lee; Tantrums and Breath-Holding Spells. Nelson Textbook of Pediatrics. 2025, Chapter 43, 281-281.
泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)と似た病気をチェック
泣きいり引きつけ(憤怒けいれん)について、医師からのよくある質問
- 泣いた後、息を吐いた状態のままで呼吸が停止していますか?
- 意識を一時失いましたか?
- 普段と比べて顔色が悪いですか?
- けいれん発作がありましたか?
監修医師
診療科・専門領域
- 小児科
- 救急科
