顔色が悪い
監修医師平松 由布季東日本橋内科クリニック 内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/07/13
概要
「顔色が悪い」とは、顔面の血色が失われ蒼白やくすんだ色に見える状態です。貧血では、血液の赤い成分である赤血球やその構成成分であるヘモグロビンの減少により、粘膜や皮膚の赤みが薄れます。低血圧や末梢循環不全でも顔色が青白くなります。
顔色が悪いとは
「顔色が悪い」とはどのような症状ですか?
顔色が悪いとは、肌が青白いなど不健康に見える状態です。病気の兆候のこともあります。
顔色が悪いとは、普段の健康的な肌の色とは異なり、青白く見えたり、黄色っぽくくすんだり、あるいは土気色のように黒ずんで見えるなど、全体的に血色が悪く不健康な印象を与える状態を指します。
これは皮膚表面の血管の収縮や血流量の低下、または血液中のヘモグロビンやビリルビンといった色素の量の変化が影響して起こる現象です。
単なる一時的な疲労感の表れであることもありますが、何らかの体調不良や病気が潜んでいるサインとして現れることも少なくありません。
顔色が悪いの原因
顔色が悪く白い場合、原因や考えられる病気には何がありますか?
顔色が悪く白い主な原因は貧血です。鉄分不足が多いですが、他の病気の可能性も否定できません。
顔色が悪く、特に「白い」または「青白い」と感じる場合、最も一般的な原因は貧血です。
貧血とは、血液中の赤血球や、その中の酸素を運ぶヘモグロビンが減少した状態を指します。
原因としては鉄分の不足による鉄欠乏性貧血が多数を占めますが、ビタミンB12や葉酸の不足、慢性的な出血、骨髄の異常などが原因となる場合もあります。
また、低血圧症や起立性調節障害などによって脳への血流が一時的に不足した際にも顔面蒼白(がんめんそうはく)が見られることがあります。
まれですが、白血病などの血液疾患の初期症状として現れることもあります。
顔色が土色の場合、原因や考えられる病気には何がありますか?
顔色が土色なら、肝臓や腎臓の重い病気が疑われます。速やかに医療機関で診察を受けてください。
顔色が土色、つまり灰色がかっていたり黒ずんで見える場合、いくつかの深刻な健康問題が背景にある可能性が考えられます。
まず注意すべきは肝臓の機能が著しく低下している状態で、肝硬変や慢性肝炎の進行などが疑われます。
肝臓での代謝がうまくいかないと、老廃物が体内に蓄積し皮膚の色に影響を与えます。
また、腎臓の機能が低下する腎不全でも、尿として排出されるべき毒素が体にたまり、顔色が土色になることがあります。
その他、一部の消化器系の慢性疾患や、稀なケースでは特定の栄養障害や代謝異常も原因となり得ます。早急な医療機関の受診が必要です。
元気だけど顔色が悪い場合、どのような原因が考えられますか?
元気でも顔色が悪いなら、隠れた貧血や睡眠不足、栄養の偏りなどが原因として考えられます。
本人は元気だと感じていても顔色が優れない場合、自覚症状に乏しい初期の不調や、慢性的な問題が隠れていることがあります。
考えられる原因としては、まず軽度の鉄欠乏性貧血が挙げられます。徐々に進行するため、息切れなどの症状を自覚しにくいことがあります。
また、睡眠の質が低い場合、例えば睡眠時無呼吸症候群などがあると、本人は寝ているつもりでも体は休まらず顔色に影響が出ることがあります。
その他、栄養バランスの偏り、軽度の低血圧なども、元気だと感じていても顔色を悪くする要因となり得ます。
生活習慣を見直しても改善しない場合は、一度医師に相談してみるのが良いでしょう。
顔色が悪いの原因や考えられる病気には何がありますか?
顔色の悪さは、寝不足、貧血、生活習慣の乱れなどの影響が考えられ、場合により病気が背景に隠れている可能性があります。
顔色が悪くなる原因は多岐にわたります。最も一般的なのは、睡眠不足、過労、精神的なストレスといった生活習慣の乱れです。
また、鉄分の不足からくる鉄欠乏性貧血は、顔面蒼白の原因となることがあります。
その他、低血圧症、肝炎や肝硬変といった肝機能障害、腎不全などの腎臓病、甲状腺機能低下症や亢進症などの内分泌系の異常、稀には心不全や悪性腫瘍といった重篤な病気が背景にあることもあるため、注意が必要です。
検査・診断
顔色が悪いのセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
顔色のセルフチェックは、普段から自分の顔色を意識して観察することから始まります。
明るい自然光の下で鏡を見て、肌の色がいつもと比べて青白いか、黄色みがかっているか、暗くくすんでいないかなどを確認しましょう。
目の下のクマの状態や、唇、爪の色も健康状態を反映する重要なポイントです。
例えば、唇や爪が白っぽければ貧血の可能性が考えられます。
ただし、これらのセルフチェックはあくまで目安であり、自己判断で病気を特定することは危険です。
少しでも「おかしいな」と感じたり、不安が続くようであれば、早めに医療機関を受診して専門家の意見を求めることが大切です。
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、セルフチェックができます。ぜひご活用ください。
顔色が悪いの治療
顔色が悪いの治療や予防方法には何がありますか?
原因疾患の治療が基本です。予防には、バランスの取れた食事や十分な睡眠、運動が効果的です。
顔色が悪い場合の治療法は、その根本原因によって大きく異なります。
例えば、鉄欠乏性貧血が原因であれば、鉄分の多い食事(レバー、赤身肉、ほうれん草など)の摂取を心がける食事療法や、医師の処方による鉄剤の内服が行われます。
生活習慣の乱れが原因であれば、十分な睡眠時間の確保、ストレスの軽減、バランスの取れた栄養摂取が重要です。
予防方法としても、これらの健康的な生活習慣を維持することが基本となります。
しかし、根本に何らかの病気が隠れている場合は、その病気自体の治療を優先することが最も大切です。
顔色が悪いについて、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「顔色が悪い」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 普段と比べて顔色が悪いですか?
顔色が悪いに関連する病気・症状
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この記事の監修医師
平松 由布季 先生
東日本橋内科クリニック 内科
2015年愛媛大学医学部卒。 松山赤十字病院で初期研修後、東京ベイ・浦安市川医療センターで内科後期研修を修了。 引き続き同センター総合内科で、フェローシップ研修を行い、2024年1月まで医員、外来医長として勤務。 病棟専門の総合医であるホスピタリストとして、特に若手医師の教育、臨床倫理(アドバンス・ケア・プランニングや意思決定支援など)に注力してきた。 2022年6月からは日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師支援部門 病院総合医チーム副代表に就任。"病院総合医の価値を社会に発信し、これを志す若手の道標になる"をMISSION&VISONに掲げ、学術大会等での企画運営、商業誌執筆、若手医師のキャリア支援などを行なってきた。 2024年2月から東日本橋内科クリニックで勤務。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/07/13