顎の下が痛いのは何の病気?顎や下顎が痛い・顎が腫れる
監修医師平松 由布季東日本橋内科クリニック 内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/01/18
顎の痛みで症状チェックした人の受診データ(診断名・診療科)
受診後に報告された診断名
受診した診療科
「顎の痛み」を最も気になる症状として症状チェックを始めた人が、受診後に回答したデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
※%は回答した人に占める割合です。診断名は複数回答のため、合計は100%になりません。
※回答が1,000人以上ある症状・病名のデータに限って掲載しています。
顎の痛みの症状でユビーを利用したユーザーの実際の受診データ(自己申告)では、受診後に報告された診断名は、顎関節症、三叉神経痛、う蝕、帯状疱疹など280種類に分かれ、一番多い顎関節症は約6割でした。
顎の痛みが気になって受診した人は、耳鼻咽喉科(46%)、内科(18%)、歯科口腔外科(14%)などに分かれています。
同じ症状で症状チェックを始めても、その後の状態によって、診断名や受診する診療科は分かれます
- 診断名
- 280種類
- 診療科
- 34種類
「顎の痛み」を最も気になる症状として症状チェックを始めた人が、受診後に回答したデータ(自己申告、2021年1月〜2026年9月)です。医師による記録ではなく、世の中全体の割合でもありません。
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顎が痛い
顎が痛い場合、顎の関節や歯のトラブル以外にも、心臓の病気や、顔を通る神経の過敏さが影響している場合があります。繰り返し症状が出る場合は、医療機関への受診を検討してください。
顎が痛い
顎の腫れ
顎(あご)の腫れとは、フェイスラインや顎の下あたりが膨らんだり、左右で形が違って見えたりする状態のことです。原因としては、おたふく風邪などの唾液腺の病気やリンパ節の腫れのほか、虫歯や歯周病が悪化したことによる強い炎症、あるいは稀に腫瘍などが隠れていることもあります。
顎の腫れ
下顎が痛い
下顎の痛みは、顎の関節や歯のトラブル以外にも、心臓の病気や、顔を通る神経の過敏さが影響している場合があります。繰り返し症状が出る場合は、医療機関への受診を検討してください。
下顎が痛い
顎が痛いとは
「顎が痛い」とはどのような症状ですか?
耳の下からエラ(下顎角)くらいまでの場所に痛みがあることをいいます。
耳の前にある顎関節からエラと表現される下顎角周囲までの痛みを「顎の痛み」と表現されることが多いです。原因によって痛み方は異なります。
痛み方
ズキズキする鈍い痛みから電撃痛と呼ばれる激しい痛みまでさまざまです。
痛みの起こるきっかけ
噛む、話す、あくびをする、歯を磨く、顔を洗うなど特定の行動で痛みがあらわれることがあります。
進行するスピード
慢性的な病気によるものであれば、数ヶ月単位で徐々に進行していきますが、感染や外傷によるものであれば数日単位で急に症状が悪くなっていきます。
顎の痛みに伴う別の症状
顎の痛みにほかの症状を伴うことがあります。
顎が痛いの原因
顎の付け根や片方の顎が痛む場合に、どんな原因が考えられますか?
顎の痛みのほかに顎を動かすと音がするなどの症状もある場合は顎関節症の可能性があります。
顎の付け根には顎の関節があり、顎関節症が考えられます。口の開けにくさや口を開けた時に耳の前で雑音がすることを伴うことが多いです。
顎関節症は、顎関節またはその周囲の筋肉・組織が異常を示し、顎の動きや機能に問題を生じる病状を指します。顎関節症の原因は多岐にわたり、歯の噛み合わせの異常、過度なストレスによる顎関節への負荷、長期の歯ぎしりなどが挙げられます。
ただし、顎の付け根の周囲には耳や耳下腺などがあり、それらの病気によって顎が痛むこともあります。
ストレスが原因で顎が痛いと感じる可能性はありますか?
ストレスが原因で歯ぎしりや食いしばりが起こり、顎関節や筋肉に負担がかかり、痛みが生じることがあります。
顎周囲には顎の関節や骨、周辺の神経、耳下腺、耳などがあり、それらに生じる病気によって顎が痛むことがあります。
あごの関節を構成する骨や筋肉に異常をきたし、痛みを生じる顎関節症は、以下のようなものがリスクとなります。
顎関節症の環境的なリスク
- 緊張する仕事
- 多忙な生活
- 対人関係の緊張
これらのストレスが原因で歯ぎしりや食いしばりが起こり、顎関節や筋肉に負担がかかり、顎関節症を発症することで顎が痛いと感じることがあります。
受診の目安・何科を受診するべきか
顎が痛い場合の受診の目安はありますか?
症状が数日で急に進行する場合や、痛みの程度が強く食事などに支障がある場合には早めに受診しましょう。
症状が数日のうちに進行する場合には顎周囲の急性の炎症に伴う痛みの可能性があり、早めに医療機関を受診しましょう。そのほかにも、痛みの程度が強く、口が開けにくいなど日常生活に支障がある場合も早めの受診が望ましいです。
また、痛みの程度が軽くても1~2週間以上改善ない場合は、一度医療機関を受診することをおすすめします。
対処法・セルフケア
顎が痛い症状に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
原因が顎関節症である場合、マッサージや温めることが効果的であることがあります。
顎周囲には顎の関節や骨、周辺の神経、耳下腺、耳などがあり、それらに生じる病気によって顎が痛むことがあります。
顎の関節を構成する骨や筋肉に異常をきたし、痛みを生じる顎関節症である場合には、以下のようなセルフケアが有効であることがあります。
顎関節症のセルフケア
温罨法(おんあんぽう)
ホットパックなどを用いて顎の関節周囲を温めることで、筋緊張の緩和や血流の増加により痛みが和らぎます。
マッサージ
指先を使って、顎やこめかみの筋肉を軽くマッサージすると、筋肉の緊張が和らぎます。痛みを感じない範囲で行いましょう。
ストレス軽減
深呼吸や簡単なリラクゼーション法を試すことで、ストレスによる無意識の歯ぎしりや食いしばりを防ぐ助けになります。
顎が痛いの治療
顎関節症の治療法には何がありますか?
主な治療法には開口訓練や筋肉をほぐすといったセルフケアや、理学療法、薬物療法、アプライアンス療法などがあります。
顎関節症の基本治療にはセルフケア、理学療法、薬物療法、アプライアンス療法などがあります。
セルフケア
以下のような顎関節症のリスクとなるような生活習慣の修正を指導します。
- 硬いものの咀嚼
- 長時間の咀嚼
- 楽器の演奏や重量物運搬に伴うくいしばり
- 頬杖
- 重い荷物の片側持ち
理学療法
顎関節周囲をさする、揉む、押すなどのマッサージを行ったり、ホットパックなど用いて組織の温度を上昇させることで、周囲の血流を増加させたり筋緊張や痛みを緩和します。また、口を大きく開くようなストレッチが有効なこともあります。
薬物療法
主に痛みを緩和することを目的に以下のような薬を使用します。
- 非ステロイド抗炎症薬(ロキソプロフェン、ジクロフェナク、ナプロキセン)
- アセトアミノフェン
アプライアンス療法
夜間に歯をマウスピースで保護することで筋肉の緊張の緩和や顎関節の負荷を軽減します。
上記の治療で3ヶ月以上改善しない場合には手術も含めた専門的な治療が必要になることがあります。
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この記事の監修医師
平松 由布季 先生
東日本橋内科クリニック 内科
2015年愛媛大学医学部卒。 松山赤十字病院で初期研修後、東京ベイ・浦安市川医療センターで内科後期研修を修了。 引き続き同センター総合内科で、フェローシップ研修を行い、2024年1月まで医員、外来医長として勤務。 病棟専門の総合医であるホスピタリストとして、特に若手医師の教育、臨床倫理(アドバンス・ケア・プランニングや意思決定支援など)に注力してきた。 2022年6月からは日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師支援部門 病院総合医チーム副代表に就任。"病院総合医の価値を社会に発信し、これを志す若手の道標になる"をMISSION&VISONに掲げ、学術大会等での企画運営、商業誌執筆、若手医師のキャリア支援などを行なってきた。 2024年2月から東日本橋内科クリニックで勤務。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2021/01/18