伝染性軟属腫(水いぼ)
監修医師阿部 吉倫内科
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03
水いぼとは
水いぼウイルスの感染症です。皮膚に数mmの小さなできものがいくつかできます。
「水いぼ」とはどのような病気ですか?
伝染性軟属腫ウイルスにより、主に小児の体に小さい丘疹が多発し、うつることもある皮膚の病気です。
水いぼとは伝染性軟属腫とも呼ばれ、ポックスウイルス群に属する伝染性軟属腫ウイルス(molluscum contagiosum virus ; MCV)が皮膚に感染することによって、幼児や小児の体に1~5mm大の常色(肌色)もしくは淡紅色で水様光沢を帯びた丘疹が多発する、夏季に多い皮膚の病気です。
患児との接触による直接感染が主ですが、保育所・幼稚園や学校のプール、スイミングスクールでビート板やタオルなどを介した間接感染もみられます。
水いぼの検査・診断
水いぼのセルフチェックはできますか?
症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
「水いぼのセルフチェックはできますか?」に関しては、以下に個人の見解を記載します。
水いぼの治療・対処法
伝染性軟属腫(水いぼ)への対処法は?
数が少なく、症状がなければ、全身しっかり保湿をして経過観察をしてもかまいません。周囲に湿疹ができたり、勢いよく増える時は、治療をした方がよいので皮膚科を受診してください。
水いぼの場合、主にどのような治療をしますか?
数ヶ月待てば自然に消えることもありますが、早く治したい場合は物理的に摘除することもあります。
水いぼの場合、自然消退するまで経過観察するか、早く治したい場合は物理的に摘除することが多いです。
大部分の病変は約6~9ヶ月経てば自然消退することが多いとされていますが、アトピー性皮膚炎などにより皮膚の免疫力が下がっていたり、治りかけた所から別の箇所にうつったりすると数年間持続してしまうこともあり、自然消退する具体的な期間の予測は困難です。
早く治したい場合など積極的な治療を希望する際は、医療用のピンセットで皮疹をつぶして物理的に摘除することが多いです。しかし痛みを伴うため、痛みに耐えられなさそうな小児の場合、局所麻酔用テープを事前に貼ることもあります。他には液体窒素療法や硝酸銀ペーストといった治療法が選択されることもありますが、保険適用外のものも含まれることには注意が必要です。
また、水いぼに対する新しい治療法として、カンタリジンという保険適用のある塗り薬が承認され、(執筆時現在)近日発売予定です。
受診の目安・何科を受診するべきか
水いぼが疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
物理的に摘除したい場合は受診しましょう。
水いぼが疑われる場合、物理的に摘除を希望されるならば、早めに皮膚科などを受診しましょう。
水いぼは、自然消退するまで経過観察するか、早く治したい場合は物理的に摘除することが多いです。
大部分の病変は約6~9ヶ月経てば自然消退することが多いとされていますが、アトピー性皮膚炎などにより皮膚の免疫力が下がっていたり、治りかけた所から別の箇所にうつったりすると数年間持続してしまうこともあり、自然消退する具体的な期間の予測は困難です。
早く治したい場合など積極的な治療を希望する際は、医療用のピンセットで皮疹をつぶして物理的に摘除することが多いです。しかし痛みを伴うため、痛みに耐えられなさそうな小児の場合、局所麻酔用テープを事前に貼ることもあります。こういった処置は主に皮膚科で行われるため、摘除を希望する場合は、皮疹の数が増えてしまう前に早めに皮膚科を受診しましょう。
水いぼが疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
皮膚科や小児科を受診しましょう。
水いぼが疑われる場合、皮膚科や小児科を受診しましょう。水いぼは小児に多い皮膚の病気のため、まずはかかりつけの小児科医に相談する機会が多いと思われます。
水いぼの治療として、自然消退するまで経過観察するか、早く治したい場合は医療用のピンセットで皮疹をつぶして物理的に摘除することがほとんどですが、そういった処置は小児科よりも皮膚科で行われることが多いです。
したがって、経過観察よりも摘除を希望される場合は、皮疹の数が増えて処置が大変になってしまう前に、早めに皮膚科医へ相談しましょう。
伝染性軟属腫(水いぼ)の専門医がいる近くの病院はありますか?
伝染性軟属腫(水いぼ)の専門医がいる病院を見る対処法・セルフケア
水いぼの場合、日常生活で気をつけることはありますか?
水を使う場所で共用するものには注意し、かき壊したりしないようにしましょう。
水いぼの場合、プールやお風呂などで共用するものには注意しましょう。水いぼは水そのものではうつりませんので、プールやお風呂に入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますので、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗うようにしましょう。衣類やタオルの熱湯消毒も有効です。
また、水いぼをかき壊さないようにしましょう。他の場所にうつすリスクがあるだけでなく、とびひ等の原因となります。水いぼのある箇所は、衣服や絆創膏で覆っておき、患部が他の人に直接ふれないようにしましょう。
水いぼで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
そもそも薬を使うことは少ないですが、治りが悪い場合は物理的に摘除することが多いです。
水いぼには、そもそも初めから薬を使うことは少ないです。水いぼは、自然消退するまで経過観察するか、早く治したい場合は物理的に摘除することが多いです。
大部分の病変は約6~9ヶ月経てば自然消退することが多いとされていますが、アトピー性皮膚炎などにより皮膚の免疫力が下がっていたり、治りかけた所から別の箇所にうつったりすると数年間持続してしまうこともあり、自然消退する具体的な期間の予測は困難です。
早く治したい場合など積極的な治療を希望する際は、医療用のピンセットで皮疹をつぶして物理的に摘除することが多いです。他には液体窒素療法や硝酸銀ペーストといった治療法が選択されることもありますが、保険適用外のものも含まれることには注意が必要です。
また、水いぼに対する新しい治療法として、カンタリジンという保険適用のある塗り薬が承認され、(執筆時現在)近日発売予定です。
水いぼに関連するその他の質問
水いぼがある状態でプールに入っても大丈夫ですか?
入ること自体は問題ないですが、プールで使う物を共用しないようにしましょう。
水いぼはプールの水そのものではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますので、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗うようにしましょう。
水いぼは皮膚と皮膚の直接の接触、またはタオル、浮輪、ビート板などを介して感染することが知られています。しかし、通常のプールでの活動で皮膚が直接病変部に接触する程度で感染がおこる可能性は低いと考えられています。また、プールの水を介して感染するという報告はなく、海外のガイドラインでもプールに入ることを禁じる必要はないとされています。
ただし、タオルなどの体に触れるものを他の児童と共用しないように指導することは重要と考えられます。手や器物を介して感染するので、プール後の手洗い、シャワー浴は感染リスクを低下させるために有効です。
水いぼを自分で潰すとどうなりますか?
つぶしてしまった場合は、内容物をしっかり洗い流しましょう。
水いぼを自分で潰した場合、その白い内容物をしっかり洗い流すことが大切です。
水いぼを潰すと、白色で粥状の内容物(軟属腫封入体:molluscum corpuscleと呼ばれます)が出てきます。医療機関で水いぼを摘除する治療を行う場合、この白い内容物を除去することが目的です。
仮に自分で潰した場合、この白い内容物が皮膚に残ったままだと、そこから新たな水いぼが発生してしまう可能性があるため、必ずきれいに洗い流しましょう。
水いぼについて、医師からのよくある質問
医師からよくある質問はありますか?
「伝染性軟属腫(水いぼ)」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。
- 皮膚に水ぶくれが出来ていますか?
- 皮ふが硬くなっている場所がありますか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
水いぼに関連する病気・症状
この記事の監修医師
阿部 吉倫
内科
2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。
- 更新日
- 2026/10/27
- 公開日
- 2020/09/03