リンパ脈管筋腫症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
あなたの症状とリンパ脈管筋腫症の関連をAIでチェックする
リンパ脈管筋腫症について「ユビー」でわかること
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リンパ脈管筋腫症と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 4-7日前から
息苦しさを感じる
- 症状の程度
- 会話をするだけでも息苦しくてつらい
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
胸の痛みがある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の出方
- 全く前ぶれのない突然の発症だった
リンパ脈管筋腫症とはどんな病気ですか?
「リンパ脈管筋腫症」とは、LAM細胞と呼ばれる異常細胞が、肺、リンパ節、腎臓などで増える病気です。結節性硬化症に伴う場合(TSC-LAM)と伴わない場合(孤発性LAM)の2種類があります。妊娠可能な年齢の女性に発症することの多い疾患です。息切れや咳などが生じることや気胸を発症することがあります。呼吸器科を受診してください。
リンパ脈管筋腫症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
リンパ脈管筋腫症への対処法は?
指定難病の一つです。呼吸器専門医がいる病院を受診してください。また、気胸を繰り返すことがあるので、息が苦しい時は病院を受診してください。
リンパ脈管筋腫症の専門医がいる近くの病院はありますか?
リンパ脈管筋腫症の専門医がいる病院を見るリンパ脈管筋腫症のQ&A
- A.
息切れ、咳、痰、喘鳴(ゼイゼイした呼吸)などの肺の症状が見られますが、無症状のこともあります。
解説リンパ脈管筋腫症(LAM)では主に肺に病変が生じるため、肺に関係する症状が起こりますが、診断時には無症状のこともあります。
具体的には以下のような症状が挙げられます。また、気胸を起こすことが多いのがこの病気の特徴で、この場合は胸の痛みや息苦しさを感じます。肺の周りに水がたまる(胸水、乳び胸)こともあり、この場合には息苦しさが現れます。
病気が進行すると徐々に肺の機能が落ちてしまって、酸素療法が必要になるケースもあります。
LAMでは肺の症状のほか、体内にリンパ液が貯留することによるお腹の張りや足のむくみ、腎臓に腎血管筋脂肪腫と呼ばれる腫瘍(できもの)があると、腹痛・背中の痛みや血尿が現れることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る難病情報センター.“リンパ脈管筋腫症(LAM)(指定難病89)”.難病情報センター.https://www.nanbyou.or.jp/entry/173,(参照 2024-06-25).
日本呼吸器学会.“呼吸器の病気 リンパ脈管筋腫症(LAM)”.日本呼吸器学会.https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-06.html,(参照 2024-06-25).
日本呼吸器学会.“リンパ脈管筋腫症(LAM)診療の手引き2022”.日本呼吸器学会.https://www.jrs.or.jp/activities/guidelines/file/LAM_GL%202022.pdf,(参照 2024-06-25). - A.
セルフチェックでこの病気を疑うことは難しいですが、解説にあるような症状を認める場合は他の病気の可能性も含めて呼吸器内科の受診をおすすめします。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るリンパ脈管筋腫症の症状は、他の呼吸器の病気にも共通する症状が多いため、セルフチェックで疑うことは難しいです。
また、診断にはCT検査が必須になりますので、以下のような症状などがみられる場合は、ほかの病気の可能性を含めて早急に呼吸器科を受診することをおすすめします。この病気になる方は、妊娠可能な女性の年代が多いので、年齢や性別もある程度診断の手掛かりになります。ただし、他の年代や男性でも稀ですが発症することはあります。
- A.
息切れや気胸がきっかけとなり、診断されることが多いとされています。気胸の症状には突然の胸痛や呼吸困難があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る動いているときの息切れや息苦しさの症状から診断される場合と、気胸になって発見される場合がそれぞれ約40%ずつあると報告されています。気胸の症状について詳しくはこちらをご覧ください。また、無症状のまま検診などで偶然発見されることもあります。
- A.
呼吸器の主な症状は息切れです。咳や血痰などの症状もあり、気胸を発症すると胸の痛みや呼吸困難が起こります。リンパ節や腎臓が原因の症状ではお腹の張りや腹痛、血尿が現れることもあります。
解説肺では病気が進行して肺嚢胞が増えると、息切れが生じます。嚢胞が破れると気胸を起こします。気胸になると突然の胸痛や呼吸困難が生じます。病気が息切れを起こすほど進行していない状態でも気胸が起こることがあります。異常な細胞がリンパ節・リンパ管で増えると、胸水や腹水がたまり、息苦しさやお腹の張りといった症状を引き起こすことがあります。腎臓では腹痛や血尿を引き起こすこともあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る鈴木雅. LAM(リンパ脈管筋腫症). 日内会誌. 2022, 111, p.2107-2113.
一般社団法人日本呼吸器学会.“リンパ脈管筋腫症(LAM)診療の手引き 2022”.ステートメント・報告書等.https://www.jrs.or.jp/activities/guidelines/statement/20230314111604.html,(参照 2024-01-12). - A.
遺伝子の変異が疾患の原因の1つと考えられています。ただし、未解明の部分もあるため原因が完全には分かっていません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るTSC1やTSC2といった遺伝子の変異が原因と考えられています。これらの遺伝子はmTORというタンパク質を抑制し、細胞の増殖や成長を調整しています。TSC1やTSC2が変異するとmTORが抑えられなくなり、細胞が増殖するとされています。ただし未解明な部分もあり、完全に原因が分かっているわけではありません。
リンパ脈管筋腫症について、医師からのよくある質問
- 胸の痛みはありますか?
- せきが出ていますか?
- たんが出ていますか?
- 深く息を吸った時やせきをしたときに、より鋭い胸の痛みを感じますか?
- 息苦しさを感じますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 呼吸器内科