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リンパ脈管筋腫症(LAM)
同義語
Lymphangioleiomyomatosis
「リンパ脈管筋腫症」とは、LAM細胞と呼ばれる異常細胞が、肺、リンパ節、腎臓などで増える病気です。結節性硬化症に伴う場合(TSC-LAM)と伴わない場合(孤発性LAM)の2種類があります。妊娠可能な年齢の女性に発症することの多い疾患です。息切れや咳などが生じることや気胸を発症することがあります。呼吸器科を受診してください。
医療法人 長又医院 呼吸器内科
長又 誠 監修
病気について
「リンパ脈管筋腫症(LAM)」とはどのような病気ですか?
肺やリンパ節、腎臓などでLAM細胞と呼ばれる異常な細胞が増える病気です。ほとんどの場合、妊娠可能な年齢の女性に起こります。指定難病の1つです。
リンパ脈管筋腫症(LAM)はどのように進行しますか?
リンパ脈管筋腫症の進行は一般的にはゆっくり進みますが、患者さんごとにさまざまです。
リンパ脈管筋腫症(LAM)と診断されていても妊娠はできますか?
妊娠は禁忌ではありませんが、リンパ脈管筋腫症の進行を早める可能性や気胸のリスクが高まる可能性が指摘されています。担当の医師や専門家とご相談ください。
リンパ脈管筋腫症(LAM)は治りますか?
完治は難しいですが、病気が進行する場合には有効な治療法があります。
リンパ脈管筋腫症(LAM)は子宮筋腫と関係がありますか?
LAMと子宮筋腫の発生には関係がないと考えられます。
リンパ脈管筋腫症(LAM)になると障害者手帳がもらえますか?
呼吸の障害の程度に応じて、障害者手帳の交付を受けることができる場合があります。
症状について
リンパ脈管筋腫症(LAM)の原因は何がありますか?
遺伝子の変異が疾患の原因の1つと考えられています。ただし、未解明の部分もあるため原因が完全には分かっていません。
リンパ脈管筋腫症(LAM)ではどのような症状がありますか?
呼吸器の主な症状は息切れです。咳や血痰などの症状もあり、気胸を発症すると胸の痛みや呼吸困難が起こります。リンパ節や腎臓が原因の症状ではお腹の張りや腹痛、血尿が現れることもあります。
どのような症状がきっかけでリンパ脈管筋腫症(LAM)と診断されますか?
息切れや気胸がきっかけとなり、診断されることが多いとされています。気胸の症状には突然の胸痛や呼吸困難があります。
リンパ脈管筋腫症(LAM)のセルフチェックはできますか?
セルフチェックでこの病気を疑うことは難しいですが、解説にあるような症状を認める場合は他の病気の可能性も含めて呼吸器内科の受診をおすすめします。
リンパ脈管筋腫症(LAM)では肺の症状が見られますか?
息切れ、咳、痰、喘鳴(ゼイゼイした呼吸)などの肺の症状が見られますが、無症状のこともあります。
治療について
受診について
診断について
薬について
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