首の周りが腫れている
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック
更新日:2023/07/26
「首の周りが腫れている」がどの病気に関連するかAIでチェックする
首の周りが腫れているという症状について「ユビー」でわかること
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「首の周りが腫れている」はどんな症状ですか?
首の周りが腫れているとは
「首の周りが腫れている」に関連する主の病気には、化膿性リンパ節炎、頚部リンパ節炎、急性扁桃炎・咽頭炎などがあります。
「首の周りが腫れている」に関連する症状はありますか?
「首の周りが腫れている」のQ&A
- A.
痛みの有無や大きくなるスピードなどの特徴が目安になることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る悪性である首のしこりには以下のように特徴があります。
- 痛みを伴う
- しこりの動きが皮膚や周囲の組織に固定していて、動きが悪い
- 顔が動かしにくい、声がかすれるなどの神経の麻痺の症状がある
- しこりが非常に硬い
- 大きくなるスピードが速い
ただし、以上のポイントのみからでは良性と悪性の判断をすることは難しく、しこりから細胞や組織を採取して最終的に判断することもあります。
- A.
甲状腺ホルモンの変化による症状が出現することがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る甲状腺が腫れる病気の中には、甲状腺ホルモンの変化をきたす病気があります。甲状腺ホルモンが増える場合と減る場合で、起こる症状は異なります。
甲状腺ホルモンが増える病気で起こる症状
バセドウ病などの甲状腺ホルモンが増える病気で起こる症状には以下があります。
- 汗をよくかく
- 暑がりになる
- 心臓がドキドキする
甲状腺ホルモンが減る病気で起こる症状
橋本病などの甲状腺ホルモンが減る病気で起こる症状には以下があります。
- 汗をかきにくくなり皮膚が乾燥する
- 寒がりになる
- 体がむくむ
- A.
首にあるリンパ組織、唾液やホルモンを作る臓器、生まれつきもっている袋などの病気が首の腫れの原因になります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首にはリンパ、喉、唾液腺、甲状腺、皮膚などの臓器や組織、生まれつきもっている袋などがあり、それらに病気が生じると首が腫れます。
リンパ組織の病気
リンパ組織は首全体に分布しています。リンパ節に炎症やがんができるとリンパ節が大きくなり、首の腫れを感じます。また、リンパ管が袋のように膨らむこともあります。
- リンパ節炎
- 悪性リンパ腫
- 転移性腫瘍
- リンパ管腫
喉の病気
稀ではありますが、喉の悪性腫瘍が進行して首の腫れを感じることがあります。
- 咽頭がん
- 喉頭がん
唾液腺の病気
首の周りには唾液を作る臓器である顎下腺や耳下腺があります。そこに炎症や腫瘍ができたり、唾液を作る管が石で閉塞したりすると、唾液を作る線組織が腫れます。
- 流行性耳下腺炎(ムンプス)
- 唾石症
- 顎下腺腫瘍
- 耳下腺腫瘍
- シェーグレン症候群
- IgG4関連疾患
甲状腺の病気
甲状腺というホルモンを作る臓器が首の前にあり、そこに炎症が起きたり腫瘍ができたりすると首が腫れることがあります。
- バセドウ病
- 橋本病
- 亜急性甲状腺炎
- 甲状腺腫瘍
皮膚の病気
皮膚の小さな傷から細菌に感染することで、炎症を起こし皮膚に赤みや熱感を伴った腫れが出現します。また、皮膚の内側の小さな袋に垢や皮脂が溜まることでもしこりができます。
- 蜂窩織炎
- 粉瘤
生まれつきもっている袋に関連する病気
お母さんのお腹の中で赤ちゃんが成長していく過程で、袋状のしこりが首にできることがあります。その中に液体が溜まったり、炎症を起こすと首が腫れてきます。
- 正中頸嚢胞
- 側頸嚢胞
- A.
首の腫れとは、首の周囲が通常より膨らんでいる状態を指します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の腫れとは
首の腫れとは、首周辺の組織が通常よりも膨らんでいる状態のことで、「首が腫れている」「首にしこりがある」「首や喉の周囲に圧迫感を感じる」などの症状を感じることがあります。また、原因や程度によって、首の腫れの出方はさまざまです。
腫れる場所について
首の前方、側方、後方、顎の下、耳の下、鎖骨の上など、原因により腫れてくる場所は様々です。例えば、喉の炎症によるリンパ節の腫れであれば顎の下あたりが腫れることが多く、甲状腺の腫瘍であれば首の前方が腫れてきます。
腫れ方について
水ヨーヨーのように柔らかい腫れから石のように硬い腫れまで様々です。炎症などに伴うものであれば、触ると痛むことも多いです。
腫れるスピードについて
炎症や一部の悪性腫瘍は腫れの進行が早く、数日〜数週で急激に腫れてきます。袋や良性腫瘍による腫れであれば数週〜数ヶ月のスピードで腫れてきます。
腫れに伴う症状について
腫れには、「熱が出る」「食欲がない」「体がだるい」「息苦しい」「ものが飲み込みにくい」などの症状を伴うこともあります。
- A.
リンパ節が炎症を起こしている可能性や、生まれつき持っている袋が腫れている可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る子供の首の腫れの原因としては、以下の2つが主に考えられます。
リンパ節の炎症
ウイルスや細菌の感染が原因で首のリンパ節が炎症を起こして腫れることがあり、「リンパ節炎」と呼ばれます。口や喉から首のリンパ節へ向かっていくリンパの流れがあるため、口や喉の炎症に伴うものが多いです。原因としては風邪や扁桃炎、虫歯などがあります。
生まれつきもっている袋
お母さんのお腹の中で赤ちゃんが成長していく過程で、袋状のしこりが首にできることがあります。その中に液体が溜まったり、炎症を起こしたりすると首が腫れてきます。袋には、首の真ん中にできる「正中頸嚢胞」や首の横側にできる「側頸嚢胞」などがあります。
- A.
リンパ節や唾液腺のしこり、生まれつきもっている袋などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の片側にしこりがある場合、以下のような病気が考えられます。
- リンパ節の腫れ
- 耳下腺や顎下腺という唾液を作る場所にできた腫瘍
- 側頸嚢胞と呼ばれる生まれつきもっている袋
なお、リンパ節が腫れる原因はいくつか考えられます。
リンパ節炎
リンパ節が腫れる原因の大部分を占めます。ウイルスや細菌が喉などに炎症を起こし、それが首のリンパ節に伝わって腫れることがあります。
リンパの悪性腫瘍
白血球の中のリンパ球ががん化したものを悪性リンパ腫と呼びます。悪性リンパ腫では首や足の付け根、わきなどのリンパ節が腫れます。
転移性腫瘍
鼻や口の中、喉の悪性腫瘍がリンパの流れに乗って首のリンパ節に移動し(転移)、そこで増殖することでリンパ節が腫れます。
- A.
慢性甲状腺炎(橋本病)、亜急性甲状腺炎、バセドウ病、甲状腺がんなどでは首の腫れが見られる可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る甲状腺の病気で首が腫れることがあります。
甲状腺のしこり
甲状腺のしこりには、良性のものと悪性のものがあり、良性のものには濾胞腺腫などの良性腫瘍や腺腫様甲状腺腫、水分がたまってできるのう胞などがあります。
悪性腫瘍には、甲状腺がんや悪性リンパ腫などがあります。甲状腺ホルモンの量が変化する病気
甲状腺で作られるホルモンの作用が亢進する甲状腺機能亢進症と低下する甲状腺機能低下症があり、それらの病気で甲状腺が腫れることがあります。
甲状腺機能亢進症の代表的な疾患であるバセドウ病では免疫に異常が生じて、作られた抗体が甲状腺を刺激することで甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
甲状腺機能低下症で多い橋本病も免疫に異常が起きる病気ですが、この病気では、抗体が甲状腺組織を破壊することで、甲状腺ホルモンの量が低下します。 - A.
首の臓器のがんや、他の場所のがんの転移などの可能性があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るがんが首の腫れの原因になることがあります。
首の臓器のがん
首には喉、甲状腺、耳下腺、顎下腺などの臓器があります。それらのがんで首が腫れることがあります。
首の臓器以外のがんの転移
鼻や口の中にできたがんが首のリンパ節に移動し(転移)、そこで増殖すると、首のリンパ節が腫れることがあります。
血液のがん
白血球の中のリンパ球ががん化したものを「悪性リンパ腫」と呼びます。悪性リンパ腫では首や足の付け根、わきなどのリンパ節が腫れます。
- A.
ウイルスや細菌が原因のリンパ節炎や、髪の生え際の皮膚に皮脂や垢が溜まる粉瘤(ふんりゅう)などが考えられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の髪の生え際のしこりがある場合、リンパ節炎や粉瘤などが考えられます。
リンパ節炎
ウイルスや細菌が喉などに炎症を起こし、それが首のリンパ節に伝わって腫れる病気です。リンパ節の痛みや発熱を伴います。
粉瘤
皮膚の内側にできた袋のようなものに垢や皮脂が溜まる病気です。しこりを抑えると小さな穴からドロッとした臭いのある液体が出てくることがあります。
- A.
甲状腺機能低下症で首の甲状腺が腫れることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る甲状腺機能低下症とは、血中の甲状腺ホルモン作用が低下した状態です。そのうち橋本病では甲状腺の慢性的な炎症により、甲状腺が腫れることがあります。甲状腺機能低下症のその他の症状としては、以下のようなものがあります。
- 無気力
- 疲れやすさ
- 全身のむくみ
- 体重増加
- 肌や髪の乾燥
- 便秘
- かすれ声
- A.
原因によっては薬で治療できることがあります。痛みや熱については、ロキソニンやカロナールなどの解熱鎮痛薬が有効な場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の腫れの原因は人により異なります。例えば、喉の細菌感染に伴って首のリンパ節が腫れることがあり、そのような場合には抗菌薬を使用して治療をします。また、甲状腺の病気が原因の場合には甲状腺の薬を用いて治療します。しかし、首の腫れの原因そのものを治療するそれらの薬は市販されていません。
ただし、首の腫れに伴う熱や痛みに対してはロキソニンやカロナールが有効である可能性があります。医療機関を受診するまでの間の対処法として利用できるかもしれません。 - A.
息苦しさを感じたり、唾が飲み込みにくいほど喉が痛かったりする場合には、早急に受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下のようなケースでは、早めの受診を検討しましょう。
緊急で受診を検討したほうがよい場合
- 息苦しさを感じる
- 唾液を飲み込みにくいほどの喉の痛みを伴う
緊急ではないが受診を考えたほうがよい場合
- 熱がある
- 腫れている場所を触ると痛い
- 腫れ以外に症状はないが、1週間以上続く
- A.
耳鼻咽喉科やかかりつけの内科を受診しましょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る首の腫れやしこりの原因は様々ですが、腫れの原因となりうる喉や唾液腺、甲状腺は耳鼻科で取り扱う臓器であるため、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。
かかりつけの内科がある場合にはまずそちらで相談することもできます。
その上で腫れやしこりの原因が特定できない場合や、複数の科をまたぐ場合は、適切な診療科に案内してもらいましょう。
首の周りが腫れているという症状はどんな病気に関連しますか?
首の周りが腫れているという症状について、医師からのよくある質問
- 一目で首が腫れているのがわかりますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 耳鼻咽喉科