川崎病にはどのような合併症がありますか?
冠動脈瘤を始めとした心血管疾患をはじめとして、さまざまな臓器に合併症が起こる可能性があります。
全身の血管に炎症が起こるため、さまざまな臓器に合併症を生じる可能性があります。
冠動脈瘤をはじめとした循環器系の合併症や、全身性の合併症が起こる可能性があります。具体的な合併症には、以下のようなものが挙げられます。
循環器系の合併症
など
全身性の合併症
- 麻痺性イレウス
- 胆嚢炎
- 膵炎
- 脳炎・脳症
- 血球貪食症候群
など
特に年長児、女児に多い「川崎病ショック症候群(Kawasakidiseaseshocksyn- dromeKDSS)」と呼ばれる集中治療が必要な状態が起こった例もありますが、主に欧米からの報告で、日本ではまれです。
このことから、発症に人種が関係している可能性が指摘されています。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
日本循環器学会 / 日本心臓血管外科学会合同ガイドライン.“2020年改訂版川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2020_Fukazawa_Kobayashi.pdf,(参照 2024-06-20).
日本小児循環器学会.“日本小児循環器学会川崎病急性期治療のガイドライン(2020年改訂版)”.日本小児循環器学会.https://jpccs.jp/10.9794/jspccs.36.S1.1/data/index.html,(参照 2024-06-20).
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