「老人性血管腫」とはどのような病気ですか?
主に加齢によって、皮膚の血管が増えてできる良性の腫瘍です。
【特徴】
老人性血管腫は、皮膚の血管が増えてできる良性の腫瘍で、「チェリースポット、ルビースポット、さくらんぼ血管腫」などとも呼ばれます。1~5mmほどの光沢のある鮮やかな赤いドーム状の盛り上がりが特徴です。主に胴体や腕、脚の付け根あたりに複数できますが、顔や手足にはあまりできません。
【原因と症状】
はっきりした原因は不明ですが、加齢が関係すると考えられています。20代から現れることもありますが、加齢とともに数が増える傾向があります。通常はかゆみや痛みなどの症状はありませんが、傷つけたりすると出血することがあります。
【治療について】
悪性化することはないため、基本的には治療の必要はありません。見た目が気になる場合や、出血を繰り返す場合には、レーザー治療、電気メス、液体窒素などで除去することも可能です。ただし、治療によって傷跡が残る可能性もあります。また、保険適用となるかは医師の診断(医学的な必要性)と治療法によって決まります。
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(参考文献)
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老人性血管腫
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最終更新日:
日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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