ほかのQ&A
公開日:
最終更新日:
前立腺肥大症の症状にはどのようなものがありますか?
自治医科大学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
尿の回数が増える、尿の勢いが弱まる、排尿後も尿が残っている感じがするなどの症状が挙げられます。
解説
前立腺肥大症に伴う症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 日中の排尿回数が多い(昼間頻尿)
- 夜間に排尿がある(夜間頻尿)
- 排尿後に残尿感がある
- いきなり尿意を催す(尿意切迫感)
- 尿の勢いが弱まる(尿勢低下)
- 排尿中に尿が途切れる(尿線途絶)
また、病気が進行すると、さらに以下のような症状が生じることがあります。
- いきなり尿意を催して尿が漏れる(切迫性尿失禁)
- 尿が出なくなる(尿閉)
これらの症状は、膀胱から尿道まで(下部尿路)の機能に起こる症状として「下部尿路症状」と総称されます。
なお、下部尿路症状の他に、勃起障害や勃起不全(ED)、射精などの性機能障害を合併することもあります。何か気になる症状があれば、泌尿器科への受診をご検討ください。
あなたの受診先の前立腺肥大症の治療実績がわかります
※ 実績はユビー利用者の利用状況から集計しています。
関連する病気と症状
(参考文献)
関連する質問
前立腺肥大症には初期症状はありますか?
尿の回数が増える、尿の勢いが弱まる、排尿後も尿が残っている感じがするなどの症状が挙げられます。
前立腺肥大症が疑われる場合、医療機関を受診する目安はありますか?
排尿回数が増える、夜も尿意から目が覚めてしまうなど気になる症状があれば、受診を検討してみてください。
前立腺肥大症は自然に治りますか?
自然に治ることはありませんが、生活習慣の改善などで症状が多少緩和する可能性はあります。
前立腺肥大症とはどのような病気ですか?
尿道を取り囲む前立腺が大きくなることで、尿の回数が増える、突然強い尿意を感じる、尿の勢いが弱くなるなどの症状を生じる病気です。
男性の排尿痛の原因として、何が考えられますか?
主に膀胱から下の尿の通り道にある病気や感染症が考えられますが、男性特有の原因として前立腺の病気の可能性もあります。
前立腺肥大症に関連する病気や症状
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。