胸郭出口症候群の診断にはどのようなテストを行いますか?
診断には、ライトテストやアドソンテスト、ルーステストなどを行います。特にルーステストが有効と考えられています。
胸郭出口症候群では、以下のテストでチェックをすることができます。
ライトテストとアドソンテストは家族など、他の人の力も必要となります。
ライトテスト
手首で脈拍を確認してもらいながら腕を開いて肩まで挙上し、手のひらが上になるように肘を直角に曲げます。この状態で脈が触れなくなったり、弱くなったりした場合は陽性です。
アドソンテスト
手首で脈拍を確認してもらいながら、あご先をあげて、症状が生じる側に顔を向けます。この状態で脈が触れなくなったり、触れにくくなったりした場合は陽性です。
ルーステスト
脈を触れる必要はありません。ライトテストと同じような姿勢をとって、手をグー・パーと握ったり開いたりします。これを3分間続けることができなければ陽性です。
ルーステストの有効性が一番高いとされますが、他のテストの結果も合わせて判断するとより高い精度で判定できます。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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