胸郭出口症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

整形外科を受診しましょう。日常生活で腕の痛みやしびれを自覚する機会が続くことが受診の目安になります。

解説

胸郭出口症候群の治療を主に行っているのは、整形外科です。
仕事や家事をふくめ日常生活のさまざまな場面で、腕を持ち上げて作業を行うことがあります。このときに、腕に力が入りづらくなる、しびれや痛みが強まるといった症状がみられた場合にこの病気が疑われます。日が経つにつれて段々と症状が悪化するようであれば、受診を検討しましょう。
また、以下のような病気は、胸郭出口症候群に似た症状を起こします。これらの病気の治療も行っているため、まずは整形外科を受診しましょう。

  • 首の一般的な病気:頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症
  • 肘で神経が圧迫される病気:肘部管症候群
  • 手首で神経が圧迫される病気:手根管症候群
  • 腕の神経の根本での怪我:腕神経叢損傷
  • 脊髄の腫瘍(腫れ物やしこり)
  • 肩の一般的な病気:肩関節周囲炎や腱板損傷

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

おすすめのQ&A

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

胸郭出口症候群

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

「胸郭出口症候群」とはどのような病気ですか?

首から腕へと向かう神経や血管が、首の筋肉や鎖骨、肋骨、肩の筋肉などにより圧迫されることで、首や肩の痛みや手のしびれを生じる病気です。

胸郭出口症候群の原因は何がありますか?

斜角筋という首の筋肉の異常や、頚肋という首の骨と肋骨の異常、鎖骨や肩甲骨などの骨折がこの病気の原因となる場合があります。

胸郭出口症候群ではどのような症状がありますか?

首や肩、腕にしびれや痛みが見られます。また、握力低下や指先の細かい動きができなくなるといった症状が出ることもあります。

胸郭出口症候群には初期症状はありますか?

腕を上に持ち上げて作業をしていると、腕が重くなる・しびれを感じるといった初期症状が見られる場合があります。

胸郭出口症候群の場合、主にどのような治療をしますか?

仕事などでの作業内容の調整、筋力強化や姿勢改善、首周りのストレッチなどのリハビリや薬による治療を主に行います。

胸郭出口症候群のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

胸郭出口症候群の診断にはどのようなテストを行いますか?

診断には、ライトテストやアドソンテスト、ルーステストなどを行います。特にルーステストが有効と考えられています。

胸郭出口症候群の予防にストレッチは有効ですか?

斜角筋を伸ばすストレッチが有効な場合があります。しびれや痛みのなどの症状に注意しながら行ってみましょう。

胸郭出口症候群が重症化するとどのような症状が見られますか?

安静時にも上肢のしびれや痛みなどの症状が見られたり、手の握力低下や細かい作業が出来ないといった動きの障害がみられたりします。

気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら