アキレス腱断裂後、歩けるようになるまでどのくらいかかりますか?

概ね手術療法では約2~3ヶ月後、保存療法では約3~4ヶ月後に装具なしで歩き始められます。

アキレス腱断裂治療では、装具なしで通常通り歩けるようになるまでの期間は、選んだ治療法によって異なります。

  • 手術療法: 切れた腱を縫い合わせる手術療法を選択した場合、怪我をしてから最短で約2ヶ月後が、装具なしで歩けるようになる目安です。手術はアキレス腱を強固に再建できるため、固定期間が短縮され、早期に装具を外すことが可能になります。
  • 保存療法:手術をせず、ギプスや装具で固定して治癒を待つ保存療法を選択した場合、通常歩行できるようになるまでの目安は約3~4ヶ月後となります。

手術療法の方が、保存療法よりも装具なしで歩けるようになる時期が約1ヶ月早い傾向があります。ただし、どちらの治療法を選んでも、回復のプロセスは段階的です。

  • 初期:松葉杖を使って歩行します(手術で1〜2週間、保存療法で2〜4週間程度)。
  • 中期(装具使用期間):ギプスが外れたあとは、かかとを高く固定できる専用の装具や簡易ギプスに切り替えて、アキレス腱に負担をかけすぎないように歩行します。
  • 終期(通常歩行):リハビリテーションを経て、装具を完全に外し、通常歩行へと移行します。

アキレス腱断裂治療の最も重要なことは、再断裂を起こさないことです。医師や理学療法士の指導を必ず守り、あせらず徐々に負荷を増やしていくことが大切です。

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山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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