アキレス腱断裂で薬が効かない場合、どうしたらよいですか？

アキレス腱断裂は、薬で治す病気ではなく、物理的に切れた腱をつなぎ合わせる「手術療法」か「保存療法」（ギプスや装具での固定）が治療の基本となります。

痛み止めなどの薬は、あくまで痛みを和らげるための補助的な役割です。薬の効き目にかかわらず、切れた腱を修復するためには、固定や手術、そしてその後のリハビリテーションを適切に進めることが必要です。

このため、適切に治療を行っていても痛みが強い場合には、固定やリハビリ内容の調整が必要な場合があります。特に、アキレス腱治療には再断裂のリスクがつきものであり、順調に軽快していた痛みが急に悪化した場合などは注意が必要です。

まずは、担当医に痛みの増強について報告したうえで、治療経過上の問題がないようであれば、痛み止めの種類の変更や量の変更について相談してみましょう。