薬疹の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
薬疹の原因とされた薬剤については、2度と摂取しないようにしましょう。
薬疹がある場合は、原因となった薬剤を避けることが最も重要です。
アレルギー性の薬疹だった場合、その薬に対するアレルギー反応は一生続くと考えてよいでしょう。
つまり、一度ある薬で薬疹を起こしたら、その薬はもう一生内服できないと考えてよいです(もちろんすべてがそうなるとは限りませんが)。
したがって、一度アレルギーを起こした薬の名前を、薬を処方されるたびに必ず提示して、避けてもらう必要があります。
そのため、一部の医療機関では「薬疹カード」を患者さんにお渡ししています。それには、どの薬でどのような薬疹を生じたのか、そしてそれはどのような検査法で陽性となったのかが書かれています。
しかし、その原因となった薬剤が一般の市販薬にも多く含まれている成分であった場合には、患者さん自身が成分表と見比べて同じ成分が含まれていないかを、十分にチェックする必要があります。
このようにしても、患者さんが薬疹カードを提示するのを忘れてしまえば、間違って原因薬が処方され、内服してしまう場合もあります。
また、薬疹の診断をしてもらった医療機関で、原因となった薬の代わりに内服できる薬を見つけておくことも重要です。
しかしそれはあくまでも、その時点で安全な薬ということであり、内服を続けるうちに新たなアレルギーを起こすようになる可能性もあるということを忘れてはなりません。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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