薬疹ではどのような症状がありますか?
全身が赤みを帯びた見た目になることが多いですが、発疹にはさまざまな型があるため一概には言えません。
薬疹では、体に現れる赤い発疹が主な症状です。播種状紅斑丘疹型(四肢体幹に5~10mm大のぶつぶつや赤みが多発し、一部融合する)と呼ばれる型が、薬疹では最も多いとされています。
しかしながら、それ以外にも、
- 湿疹型
- 多形紅斑型
- Stevens-Johnson症候群(粘膜皮膚眼症候群)型
- Toxic Epidermal Necrolysis(TEN:中毒性表皮壊死症)型
- 固定薬疹(同一薬剤摂取のたびに同一部位に皮疹を繰り返す)型
- 紫斑型
- 膿疱型
- ざ瘡型
- 乾癬型
- 扁平苔癬型
- 薬剤過敏症症候群(Drug-Induced Hypersensitivity Syndrome ; DIHS)型
- 急性汎発性発疹性膿疱症(Acute Generalized Exanthematous Pustulosis ; AGEP)型
- 手足症候群(Hand-Foot Syndrome ; HFS)型
など、非常に多くの病型があるとされています。
一部の重症な薬疹の場合、皮膚以外に口の中・目・陰部といった粘膜部にも症状が出ることもあり、発疹以外に全身倦怠感、発熱、リンパ節腫脹、肝機能障害、腎機能障害などを伴い、時に致命的となることもあります。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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