薬疹には初期症状はありますか?
全身が赤みを帯びた見た目になることが多いですが、発疹にはさまざまな型があるため一概には言えません。
薬疹には初期症状として発疹、時に全身症状が現れることがあります。一般的には、全身が大小さまざまな赤みを帯びた見た目になることが多いです。
薬疹の中で最も頻度が高い播種状紅斑丘疹型では、四肢体幹に5~10mm大の丘疹や紅斑が多発し、一部融合します。
皮膚以外に口の中・目・陰部といった粘膜部にも症状が出ることもあり、重症な薬疹の場合、発疹以外に全身倦怠感、発熱、リンパ節腫脹、肝機能障害、腎機能障害などを伴うこともあります。
なお、最も頻度の多いⅣ型アレルギー性の薬疹の場合、生まれて初めて薬剤を摂取した際には症状が出ないことが多く、2週間ほど薬剤を摂取し続け(感作が成立し)てから症状が現れることが多いです。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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