繰り返し肩関節脱臼が起こるのはなぜですか?
肩関節を脱臼した際に、肩の安定性維持のために重要な「関節包」や「関節唇」といった構造が壊されることが原因となります。
肩関節脱臼は、上腕骨(=腕の骨)と肩甲骨によって成り立つ関節が外れる事です。この2つの骨の接触している面積は小さいです。このため、肩の関節は他の関節と比べて非常に広範囲に動くことができる一方で、脱臼を起こしやすい特徴があります。
代わりに、いくつもの靭帯や筋肉などの働きによってさまざまな方向への動きが制御され、肩の脱臼を起こさないような助けとなっています。
しかし、肩が脱臼すると多くの場合脱臼した瞬間にこれらの構造を壊してしまい、肩の脱臼を戻しても、「関節包」や「関節唇」といった肩のまわりの重要な構造物が剥がれたまま・切れたままとなってしまい、ただ安静にしていても元の状態に回復しないことがあります。これが、再脱臼を起こす原因です。
また、脱臼を繰り返すことにより肩のまわりの構造の損傷がより大きくなり、より肩が脱臼をしやすくなるという悪循環を引き起こします。
一般的に、初めて肩の脱臼をした時の年齢が若いほど再脱臼を起こしやすいと言われており、10代に初めて脱臼した場合には80%以上が再脱臼を起こすのに対し、40代以降では再脱臼は起きないことが多いです。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
肩関節脱臼
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ