肩関節脱臼の場合、主にどのような治療をしますか?
まずは脱臼した関節を元に戻す整復操作を行います。その後は3~6週間の間、三角巾や装具で腕を固定します。もし再脱臼を繰り返す場合には、手術が検討されます。
整復操作
肩の関節が脱臼していることが分かった場合、なるべく早く元の位置に戻す治療を行います。これを「整復操作」と呼びます。整復操作にはいくつかの方法があり、麻酔なしで整復できることもありますが、難しければ全身麻酔をかけて整復操作が行われる場合があります。
三角巾や包帯での固定
肩の関節が元に戻った後からしばらくの間は三角巾や包帯での固定を行います。損傷の程度によって3~6週間の固定が行われます。特に若い方では再脱臼につながりやすいため、特別な装具を用いて肩の固定を行う場合もあります。
手術
残念ながらスポーツや日常生活において脱臼を繰り返すようになってしまった場合には、手術の必要性が検討されます。手術では、肩の関節のまわりに小さい傷を作り、そこから内視鏡を入れて手術を行う関節鏡手術が行われることが多いです。手術方法には、壊れてしまった関節包や関節唇といった構造物を元の位置に縫いつける方法や、骨や腱で補強する方法などがあります。具体的な治療法は、手術を行う医師により異なります。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
肩関節脱臼
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。