COPD(シーオーピーディー)の原因と症状は何がありますか?
最大の原因はたばこ煙です。症状としては咳や痰、息切れなどが主に挙げられます。
最大の原因はたばこ煙の吸入です。他に、大気汚染や粉塵、化学物質の吸入により肺に炎症が起こると考えられています。また、低出生体重や幼少期の肺炎などにより肺の発育が不十分な場合にも、加齢に伴う肺の機能低下によってCOPDを発症しやすくなります。
なお、喫煙者でもCOPDを発症しない人もいることから、何らかの遺伝的な要素も関連しているだろうと言われています。
慢性的な気管支の炎症や、肺胞が破壊されて起こる肺気腫により、徐々に進行する息切れや咳、痰が起こります。肺気腫はCOPDでよく認めます。進行すると、意図せず体重が減ったり食欲が低下したりする場合があります。
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最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
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「COPD(シーオーピーディー)」とはどのような病気ですか?
たばこの煙などを主とした有害物質を長期にわたって吸入することで、肺に炎症が起こる病気です。
COPD(シーオーピーディー)や肺気腫に初期症状はありますか?
初期では無症状のことが多いです。
COPDや肺気腫はどのように治療をしますか?
禁煙、吸入薬の使用、感染症の予防、リハビリ、栄養療法などによって、症状、QOL(生活の質)、生活の活動性の改善をはかり病気の進行を抑制します。
COPD(シーオーピーディー)の末期ではどのような症状が見られますか?
徐々に息切れ症状が進行したり、「増悪」を繰り返すようになったりします。体重減少や抑うつ状態なども見られ、身体機能や活動性が低下し、日常生活で多くの介助が必要になります。
COPD(シーオーピーディー)や肺気腫で医療機関を受診する目安はありますか?
人間ドックなどの肺機能検査で異常が見られたり、40歳以上で喫煙している(た)方で息切れや咳、痰があれば受診しましょう。また、普段の症状が強くなっていると感じる場合はすぐに受診してください。
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