慢性閉塞性肺疾患(COPD)
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/07/24
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)について「ユビー」でわかること
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
息苦しさを感じる
- 症状の程度
- 体を動かすと息苦しい
- 症状の出方
- 数ヶ月前から徐々に感じるようになった
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 4-7日前から
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とはどんな病気ですか?
「COPD」とは、たばこの煙を主とした有害物質を主とした有害物質を長期に渡り吸入することで、肺がダメージを受けておこる病気です。咳や痰・軽い運動時の息切れが慢性的にみられます。また、症状がいつもより急に強く感じる場合は注意が必要で、病院へ行く際は呼吸器内科を受診をしましょう。治療としては、禁煙・感染予防や吸入薬を中心として症状改善や進行予防をはかります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)への対処法は?
喫煙が原因である場合には、禁煙が治療の第一歩です。現時点で、肺の構造が破壊されてしまっている場合には、元に戻す治療法はありませんが、患者さんの状態に合わせて、薬物治療、呼吸リハビリテーションや酸素療法などが行われます。風邪や肺炎がきっかけで状態が悪くなることがあるので、日常的な手洗い・うがいなど予防策を行なってください。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の専門医がいる近くの病院はありますか?
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の専門医がいる病院を見る慢性閉塞性肺疾患(COPD)のQ&A
- A.
呼吸機能の低下に伴い息切れ、慢性の咳・痰が出現し、感染症にかかりやすくなります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る「肺が弱い」という表現は医学的な定義ではありませんが、一般的には、肺の機能が低下している状態を指すことが多いです。
肺の機能が低下している人は、以下のような特徴や症状がみられることがあります。特徴
- 呼吸機能の低下: スパイロメトリー検査で、FEV1/FVCの値が低い
- 慢性的な炎症: 気道に慢性的な炎症がみられる
- 肺の弾力性の低下: 気腫性病変などにより、肺の弾力性が低下している
- 免疫力の低下: 呼吸器感染症にかかりやすい
症状
- 労作時の息切れ: 階段の上り下りや少し歩いただけで息切れがする
- 咳: 痰を伴う咳や乾いた咳
- 痰: 透明な痰や黄緑色や茶色の痰
- 喘鳴: 息を吸ったり吐いたりする際に、ゼーゼー、ヒューヒューという音がする
- 呼吸困難: 安静時でも息苦しさを感じる
- チアノーゼ: 顔色や唇、爪などが紫色になる
これらの症状は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの肺疾患でよくみられます。COPDは、タバコ煙などの有害物質の長期吸入曝露によって、肺に慢性的な炎症が生じ、気流閉塞が起こる病気です。
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。 - A.
労作性呼吸困難は運動時の息切れ、呼気延長は息を吐く時間が長くなる症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る労作性呼吸困難は、COPDの最も特徴的な症状のひとつで、運動をした際に息切れがする状態です。初期には、階段や坂道を上る時に息切れを感じる程度ですが、COPDが進行するにつれて、呼吸困難も進行し、同年代の人と同じ速さで歩けなくなったり、軽い動作でも息切れを感じるようになります。
呼気延長は、COPDで息を吐く時間が長くなる状態です。これは、気管支が狭くなり、空気がスムーズに排出されにくくなるために起こります。
進行したCOPDでは、安静時でも呼気延長がみられることがありますが、強制呼出や体動などによって、より顕著になることがあります。 また、呼気延長を楽にするために、口をすぼめてゆっくりと息を吐く「口すぼめ呼吸」を行う患者さんもいます。
労作性呼吸困難と呼気延長は、COPDの病態が進行していることを示す重要なサインです。 これらの症状がみられる場合は、医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けるようにしましょう。
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。 - A.
樽状胸郭は、COPDなどで胸郭が前後に膨らみ、樽のような形状になる状態です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る樽状胸郭とは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)によって肺が過膨張を起こし、肋骨が水平に近くなることで胸郭(胸の骨格)が樽型に変形した状態のことです。
この形状は、正常な胸郭に比べて前後径が増加しているのが特徴です。- COPDが進行すると、肺の弾性が低下し、息を吐くのが上手く行えず、肺に空気が残りやすくなるため、過膨張の状態が続きます
- 過膨張した肺は胸郭を内側から押し広げるため、息を吸うときに胸郭が大きく広がる形状になり、樽状胸郭になります
- また、胸骨上縁から甲状軟骨下縁までの距離が短縮し、見た目は気管が短くなっているように見えることもあります
- 胸部単純X線写真では、横隔膜の平低化が最も信頼できる所見とされています
樽状胸郭は、COPD が進行していることを示す身体所見のひとつです。
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。 - A.
COPDが進行すると呼吸困難が悪化し、日常生活に支障をきたすようになります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るCOPDが進行すると、呼吸機能が徐々に低下し、日常的な活動でも息切れが生じやすくなります。肺の弾力性が失われ、空気が肺にたまりやすくなるため、酸素の取り込みが難しくなり、慢性的な呼吸困難が悪化します。
また、呼吸努力を続けることで呼吸筋が疲労し、さらに呼吸が困難になります。感染症にもかかりやすくなり、増悪を繰り返すことで病状がさらに悪化し、最終的には酸素療法が必要になることがあります。
最終的には、呼吸不全や心不全などの合併症を引き起こし、生命に関わるリスクが高まります。
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。 - A.
COPD(肺気腫)の増悪では、呼吸困難の悪化や喘鳴、咳・痰の増加が主な症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るCOPDの増悪では、呼吸困難の急激な悪化が特徴で、軽度の活動や安静時にも息切れが強くなります。また、咳や痰の量が増え、痰の色が黄色や緑色に変わることがあり、これは感染症の兆候です。胸の圧迫感や全身の疲労感も強まります。
さらに、気道の狭窄により喘鳴(ぜんめい)が聞こえることがあり、これは息を吐く時に「ヒューヒュー」という音がする症状です。
これらの症状が現れた場合は、速やかな医療機関への受診が必要です。
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。 - A.
軽度では、無症状か咳や痰のみです。その後、歩行時の息切れなどがあり、進行すると呼吸不全となります。
解説COPDでは呼吸機能検査を行い、気流閉塞(気管支が細くなり、息を早く吐き出せなくなること)の重症度を測ります。その結果に基づき、I期からIV期に病期を分類することができます。
COPDの重症度としては、この病期分類に加えて、息切れやなどの症状や悪化の程度を考慮し、総合的に判断されます。通常は、COPDが重症化するにしたがって気流閉塞が悪化し、息切れが増加したり頻繁に現れます。
COPDの進行に伴い、以下のような症状が現れます。軽度(I期)
咳や痰が主な症状で、特に朝方に多く見られます。
中等度(II期)
日常的な活動(例: 歩行、階段の昇り降り)で息切れが感じられるようになります。
重度(III期)
軽い家事や短い距離の歩行でも息切れが頻繁に起こり、活動が制限されます。
最重度(IV期)
安静時でも息切れがあり、酸素療法が必要になることがあります。呼吸不全のリスクが高まり、生活の質が大きく低下します。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本呼吸器学会. COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン2022〔第6版〕. 株式会社メディカルレビュー社. 2022
黒澤一. COPDの治療管理. 日本内科学会雑誌. 2018, 107, 1874-1880. - A.
徐々に息切れ症状が進行したり、「増悪」を繰り返すようになったりします。体重減少や抑うつ状態なども見られ、身体機能や活動性が低下し、日常生活で多くの介助が必要になります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るCOPDが進行すると、だんだんと、動いた時だけでなく安静にしている時にも症状が出るようになり、酸素療法を必要とすることが多いです。「増悪」と呼ばれる一時的な症状の悪化が頻繁に見られるようになったり、抑うつ状態が見られたりすることも多く見られます。食事摂取が減り、呼吸にエネルギーを消耗するため、体の筋肉量が減って体重が落ちることも多いです。これらの症状で身体機能や活動性が落ち、日常生活の多くの場面で介助が必要となり、QOL(生活の質)が著しく落ちやすくなるため、身体的・心理的なサポートが重要です。
- A.
初期では無症状のことが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る初期では無症状のことが多く、人間ドックなどの肺機能検査をきっかけに病気を指摘されることも少なくありません。咳や痰は初期から自覚することもありますが、息切れはある程度病気が進行してから自覚することが多いです。また、病気が進行していても、症状が自覚されない場合もあります。
- A.
最大の原因はたばこ煙です。症状としては咳や痰、息切れなどが主に挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る最大の原因はたばこ煙の吸入です。他に、大気汚染や粉塵、化学物質の吸入により肺に炎症が起こると考えられています。また、低出生体重や幼少期の肺炎などにより肺の発育が不十分な場合にも、加齢に伴う肺の機能低下によってCOPDを発症しやすくなります。
なお、喫煙者でもCOPDを発症しない人もいることから、何らかの遺伝的な要素も関連しているだろうと言われています。
慢性的な気管支の炎症や、肺胞が破壊されて起こる肺気腫により、徐々に進行する息切れや咳、痰が起こります。肺気腫はCOPDでよく認めます。進行すると、意図せず体重が減ったり食欲が低下したりする場合があります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)と似た病気をチェック
慢性閉塞性肺疾患(COPD)について、医師からのよくある質問
- せきが出ていますか?
- 息苦しさを感じますか?
- 発作のように咳が出ていますか?
- ゼーゼー・ヒューヒューするような呼吸音がしますか?
- これまでにタバコ(電子タバコ等も含む)を吸ったことがありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 呼吸器内科