COPD(肺気腫)を疑う場合の血液検査項目を教えてください。また、データにはどのような変化がみられますか?
動脈血液ガス分析や血算、生化学検査を行います。
1. 動脈血ガス分析
動脈血ガス分析では、血液中の酸素や二酸化炭素の分圧を測定します。COPDが進行すると、肺胞でのガス交換がうまくいかなくなるため、低酸素血症や高二酸化炭素血症がみられるようになります。
- PaO₂(動脈血酸素分圧): 正常値は80〜100Torrですが、COPDではこの値が低下します
- PaCO₂(動脈血二酸化炭素分圧): 正常値は35〜45Torrですが、COPDでは進行するとこの値が上昇します
2. 血液検査
- CRP: 正常値は0.3mg/dL以下ですが、悪化時にはこの値が上昇することがあります
- 血算: 赤血球、白血球、血小板の数などを測定します。COPDでは、貧血や炎症に伴う白血球数の増加などがみられることがあります。また喘息と見分ける際に末梢血好酸球数を評価することがあります
- 肝機能、腎機能: 肝臓や腎臓の機能を評価します。COPDの治療薬の中には、肝臓や腎臓に影響を与えるものもあるため、これらの機能を評価することは重要です。血液検査では、血算や肝腎機能なども測定することがあります
- 血清α1-アンチトリプシン濃度: α1-アンチトリプシン欠乏症は、COPDの遺伝的要因のひとつです。疑わしい場合には血清濃度を測定します
COPDの治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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